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「日本の子どもたち、加害歴史知らぬまま大人に」…日本のNGO活動家

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

20日、ソウル明洞(ミョンドン)で松村さんが元慰安婦のおばあさんのための「ナビ基金」のパンフレットを広げている。

「講義の時間に、慰安婦問題を扱った映画『終わらない戦争』(キム・ドンウォン監督)を見せた。慰安婦のおばあさんの証言に初めて接した日本の大学生が泣いていた」。

20日、ソウル明洞(ミョンドン)で松村徳子さん(50)に会った。彼女は日本軍の慰安婦問題を扱う関西地域の非政府組織(NGO)活動家だ。この日、南山(ナムサン)で開かれたユネスコ韓国委員会(ミン・ドンソク事務総長)主催の「第2回ユネスコ東アジア歴史和解国際青年フォーラム」で、慰安婦問題をテーマにした講演を終えた後であった。

1991年に日本政府を相手に訴訟を起こした後、日本を訪れたキム・ハクスンさん(97年死去)の慰安婦証言が彼女の人生を変えた。「それをきっかけに慰安婦問題を扱う非政府組織(NGO)活動に飛び込んだ。2008年から毎月第一水曜日に大阪駅の前で集会を開いている」。最初は10人で始めたが、今では70人余りが集まる。慰安婦問題をわい曲する安倍首相の発言に対する反論演説もして、これを知らせるビラも配る。無視して通り過ぎる人もいれば、「こういうこともあったのか」と涙を浮かべる人もいる。


大きなデモをするたびに右翼団体が押しかける。「暴言もあり、わざと体でぶつかってきた後に『暴行された』と言って警察に申告もする。結局、歴史教育をまともにできない日本の責任がすべて」。

松村さんは「天皇は戦争に対する責任があったのに、それについて話さなかった。安倍首相の母方の祖父も軍事的武装のために平和憲法を変えなければなければならないと主張した改憲派だった。日本の歴史教育は、戦争を通して体験した自身の苦痛だけを強調する。日本の子どもたちは、隣国に与えた歴史的加害の事実を知らないまま大人になる」と指摘した。

慰安婦問題も今では日本の歴史教科書で言及されていないという。「1996年から4、5年の間、中高の歴史教科書に載ったりもしたが99年からは次々に削除され今回の教科書検定ではすべて消えてしまった」。

彼女は大学で週1回、慰安婦と平和問題を教えている。するとほとんどの学生たちが衝撃を受ける。学期末に提出する課題で学生たちは「マスコミに出てくる情報だけでむやみに偏見を持つのをやめよう」「教科書に載らなくても子どもたちに慰安婦問題を教えよう」という意見を出したりもしているという。



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