化粧品ブランドショップのザ・フェイスショップが４０代以上の女性客を対象にした新しいブランドを投入する。日本から韓国に逆進出し既存の４０代以上市場では破格の１万～３万ウォン台に価格を策定する戦略が関心を集める。

ザ・フェイスショップは１９日、「４０代以上の女性専用化粧品ブランド『ザ・ゴールデンショップ』をＧＳホームショッピングの中年専用オンラインモールを通じ韓国で発売する」と明らかにした。ザ・ゴールデンショップは昨年４月にザ・フェイスショップと日本の流通最大手イオンが協力し日本市場で先に投入していた。先月基準で日本国内３９１店で販売されるなど１年余りで急成長した。今年６月には売り上げ成長率４０％を記録した。こうした勢いに乗り韓国に逆進出したもの。ザ・フェイスショップが韓国での認知度を基に日本、中国、東南アジアなどに進出したのとは反対だ。

ザ・ゴールデンショップは２０代を主力顧客とするザ・フェイスショップが４０代以上に顧客範囲を拡張しながら出てきたブランドだ。化粧品・ファッション会社が３０～４０代を中心に主力ブランドの認知度を高め１０～２０代を対象に比較的安いセカンドブランドを出すのとは反対に進められた。ザ・ゴールデンショップを担当するチャ・ヨンギ氏は「アジアで急成長している中年化粧品市場を先取りするだろう」と明らかにした。４０代以上市場はほとんどが高価な高機能製品で形成されているが、ザ・ゴールデンショップは１万～３万ウォン台の低価格化粧品だ。マッコリやカイコ、黒ニンニクなど独特の自然成分で差別化した。オフラインではなくオンライン販売を選んだのも目につく。統計庁の調査によると４０代以上のインターネットショッピングモール利用率は３０％を超えている。