猛暑に苦しめられた大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンブクド)地域を今度は雷が襲った。
韓国気象庁によると、6日午後4時50分から8時10分までの3時間20分の間に大邱・慶尚北道地域には時間当たり40~50ミリの豪雨とともに1万4374回の落雷があった。1分当たり約72回に相当する回数だ。この1年間に同地域に落ちた2万754回の70%に相当する雷が3時間20分で発生したのだ。同じ時刻に慶尚北道と接する忠清北道(チュンチョンブクド)でも6674回の落雷があった。こうした落雷回数と場所は気象庁が西海(ソヘ、黄海)ペクリョン島と仁川(インチョン)など全国7カ所に設置した落雷感知レーダーを通じて把握したものだ。
落雷による火災も相次いだ。大邱・慶尚北道地域で確認されただけで20件だ。雷が落ちて火の粉が飛び散り住宅、商店街、電信柱やガソリンスタンドまで小さな火事が起きた。これによる人命被害はなかった。大邱・八公山(パルゴンサン)のある放送局送信設備も落雷を受け、この日午後5時から1時間ほど大邱市内全域で放送に影響が出た。
大邱・慶尚北道に雷が集中した理由はしばらく続いた猛暑のためだ。大邱は先月の31日間のうち最高気温が33度を超える猛暑日が24日あった。あわせて川や貯水池などの水が多く蒸発した。この水蒸気が地上10キロメートルまで上昇し凍りつく過程で電気を発生させる。大邱気象台のホ・ソンイル予報官は、「水蒸気とぶつかった冷たい雲が多くの電気を含むことになり、これが地上に落ちながら雷が起きたもの」と説明した。大邱・慶尚北道で発生した水蒸気は近隣地域にも広がり、忠清北道も雷が襲うことになった。
気象庁は今後も大邱・慶尚北道に雷が頻繁に起きると予想している。水蒸気による落雷を作るほどの暑さが今月中旬まで続くとみられるためだ。気象庁のホ・ジンホ通報官は、「大邱・慶尚北道だけでなく全国ほとんどの地域で猛暑が続くだろう。猛暑の直後に全国的な落雷現象が起きる可能性があるという意味」と話した。
7日に全羅北道全州(チョンラブクド・チョンジュ)で昼の気温が37.6度を記録し今年最高を更新した。慶尚南道密陽(キョンサンナムド・ミルヤン)は37.2度だった。8日には大邱と全州が37度、ソウルは35度まで上がるという予報だ。
気象庁は雷に備え落雷感電事故予防法を習っておくことを勧めている。まず雷と強い稲妻が見え始めたら傘を捨てること。傘を持っているのは避雷針をつかんでいるのと同じだ。また、身につけた金属製の装身具をはずすことも安全につながる。避雷針がある建物や自動車の中に待避しなくてはならない。落雷を建物と車体が吸収するためだ。木の下にいれば安全という常識は誤りで、むしろ危険だと気象庁は強調した。
最近では雷が落ちる際に室外で携帯電話を使用するのが危険との議論が起きたりもしている。先月8日に忠清北道陰城(ウムソン)の工事現場でスマートフォンで通話をしていた男性が落雷を受け死亡したのが契機だった。これと関連し韓国電気研究院(KERI)は、「雷が落ちる時にマネキンに携帯電話を付けて実験した結果、携帯電話を使う側と使わない側の間に雷が落ちる確率に差はなかった」と明らかにした。携帯電話使用は落雷事故と直接関連がないということだ。
韓国気象庁によると、6日午後4時50分から8時10分までの3時間20分の間に大邱・慶尚北道地域には時間当たり40~50ミリの豪雨とともに1万4374回の落雷があった。1分当たり約72回に相当する回数だ。この1年間に同地域に落ちた2万754回の70%に相当する雷が3時間20分で発生したのだ。同じ時刻に慶尚北道と接する忠清北道(チュンチョンブクド)でも6674回の落雷があった。こうした落雷回数と場所は気象庁が西海(ソヘ、黄海)ペクリョン島と仁川(インチョン)など全国7カ所に設置した落雷感知レーダーを通じて把握したものだ。
落雷による火災も相次いだ。大邱・慶尚北道地域で確認されただけで20件だ。雷が落ちて火の粉が飛び散り住宅、商店街、電信柱やガソリンスタンドまで小さな火事が起きた。これによる人命被害はなかった。大邱・八公山(パルゴンサン)のある放送局送信設備も落雷を受け、この日午後5時から1時間ほど大邱市内全域で放送に影響が出た。
大邱・慶尚北道に雷が集中した理由はしばらく続いた猛暑のためだ。大邱は先月の31日間のうち最高気温が33度を超える猛暑日が24日あった。あわせて川や貯水池などの水が多く蒸発した。この水蒸気が地上10キロメートルまで上昇し凍りつく過程で電気を発生させる。大邱気象台のホ・ソンイル予報官は、「水蒸気とぶつかった冷たい雲が多くの電気を含むことになり、これが地上に落ちながら雷が起きたもの」と説明した。大邱・慶尚北道で発生した水蒸気は近隣地域にも広がり、忠清北道も雷が襲うことになった。
気象庁は今後も大邱・慶尚北道に雷が頻繁に起きると予想している。水蒸気による落雷を作るほどの暑さが今月中旬まで続くとみられるためだ。気象庁のホ・ジンホ通報官は、「大邱・慶尚北道だけでなく全国ほとんどの地域で猛暑が続くだろう。猛暑の直後に全国的な落雷現象が起きる可能性があるという意味」と話した。
7日に全羅北道全州(チョンラブクド・チョンジュ)で昼の気温が37.6度を記録し今年最高を更新した。慶尚南道密陽(キョンサンナムド・ミルヤン)は37.2度だった。8日には大邱と全州が37度、ソウルは35度まで上がるという予報だ。
気象庁は雷に備え落雷感電事故予防法を習っておくことを勧めている。まず雷と強い稲妻が見え始めたら傘を捨てること。傘を持っているのは避雷針をつかんでいるのと同じだ。また、身につけた金属製の装身具をはずすことも安全につながる。避雷針がある建物や自動車の中に待避しなくてはならない。落雷を建物と車体が吸収するためだ。木の下にいれば安全という常識は誤りで、むしろ危険だと気象庁は強調した。
最近では雷が落ちる際に室外で携帯電話を使用するのが危険との議論が起きたりもしている。先月8日に忠清北道陰城(ウムソン)の工事現場でスマートフォンで通話をしていた男性が落雷を受け死亡したのが契機だった。これと関連し韓国電気研究院(KERI)は、「雷が落ちる時にマネキンに携帯電話を付けて実験した結果、携帯電話を使う側と使わない側の間に雷が落ちる確率に差はなかった」と明らかにした。携帯電話使用は落雷事故と直接関連がないということだ。
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