移籍説で全世界を回ったといわれるサッカー日本代表の本田圭佑（２７）がついにロシアのＣＳＫＡモスクワを脱出したと報じられた。しかし本田は記事の内容に反論した。

日本のスポーツ報知は１日、本田がセリエＡのＡＣミランと正式入団契約書にサインしたと報じた。同紙は「その間、移籍料で隔たりがあったが、ＡＣミランとＣＳＫＡモスクワが合意し、４００万ユーロ（約５９億ウォン）で合意した」と伝えた。

当初ＣＳＫＡモスクワは５００万ユーロ（約７４億ウォン）を希望したが、ＡＣミランは３００万ユーロ（約４４億ウォン）以上は出せないという立場を見せてきた。今回、ＡＣミランのガッリアーニ副会長までが動き出し、本田に積極的に求愛した。結局、ＣＳＫＡモスクワのギネル会長もそれ以上粘れず、本田を出したとみられる。


ＡＣミランは４日に米国で行われるインターナショナルチャンピオンズカップまでは本田の獲得を終えるとみられる。本田がＡＣミランに移籍すれば、セリエＡに進出した１０人目の日本人となる。またインテルミラノでプレーする日本代表の長友佑都とダービーでぶつかる。

ところが同紙の報道を知った本田が怒りを表した。本田は「取材をせずに記事を書くのは問題。ＡＣミラン移籍が確定したというのは事実でない。自分はよいが、他の関係者が傷ついていると思う」と移籍説を否認した。

本田はその間、欧州ビッグクラブの関心を一身に受けてきた。移籍説が出た球団は３０チーム近く、“移籍説の帝王”と呼ばれていた。しかし２０１０年にモスクワに入団してから４年間、言葉だけが行き来し、移籍は実現しなかった。代表チーム同僚の香川真司が速やかにマンチェスター・ユナイテッドに移籍したのとは対照的だ。

本田はＣＳＫＡモスクワで３シーズン・８５試合に出場し、２０得点した。今季も第３節で鮮やかなＦＫを決めている。ファンからは「ロシアの監獄に閉じ込められている」という声が出ている。