「ソン・へギョの今夏、広告の風が吹かない」

“完売女”ソン・へギョ（３１）がドラマ『その冬、風が吹く（以下、その冬）』以来、１件の広告契約も結べないでいる。

ドラマの中でソン・へギョが身につけるすべてのものが話題になり、“完売の神話”を作ったが、放送終了後には広告契約を１件も成功させていない。特に相手役のチョ・インソンが『その冬』風以降、ＣＭを３件も獲得したこととも比較される。


『その冬』は、今年上半期に挙げられる話題作だ。特にビジュアル最強者に挙げられるチョ・インソンとソン・へギョが繰り広げた感性的な愛憎演技のおかげで、２人が劇中で使った小さな小道具一つ一つが次々と“完売”していった。

広告はスターの人気を代弁する。通常、話題のドラマを終わらせたら、広告契約が押し寄せるのが業界の常識だ。ソン・へギョがドラマの人気とは反対に広告契約を獲得できない状況について、業界ではソン・へギョの異常に高い広告出演料を指摘する。

あるエージェントは「ドラマが終わった後、広告提案がなかったのはない。単にソン・ヘギョと同等クラスの女優の平均ＣＭ出演料の５億ウォンよりも１～２億ウォン以上も高く契約金額を上乗せするというウワサが広告主を躊躇（ちゅうちょ）させている」と話す。また「通常、広告契約を結ぶとき、俗に“ネゴと呼ばれる価格調整があるが、ソン・へギョ側はそんなこともない。それで広告主に負担になっている」と話した。続いて「このようなソン・へギョ側の原則で、同等の人気と認知度を持つ広告がチョン・ジヒョン側に結局集まることになる」と耳打ちした。また他の関係者も「ソン・ヘギョは韓国内の広告は１件なのに比べ、中国では多数の広告に出演中だ。中国で受け取るモデル料は韓国の１．５倍」と付け加えた。

現在、ソン・へギョがモデル活動しているのはラネージュ化粧品が唯一だ。ラネージュとはドラマとは関係なく２００９年からモデルとして活動してきた。ラネージュ広告の再契約はドラマが始まる前にすでに終わっていた。

また、ソン・へギョが広告品目を神経質に選んでいるのもＣＭ契約がなかなか取れない要因の１つだ。所属事務所関係者は「ソン・へギョがあるアパートのモデルとして活動した時期、有名な教授からメールをもらった。庶民の夢になるべきアパートの広告モデルを数億ウォン台の芸能人がするのはおかしくないか、という内容だった。それ以来、ソン・へギョは建設業関係の広告に出ない」と話した。引き続き「不必要な広告でイメージを消費させる必要はない。金額を低くしてまで広告に出演するのも違うのではないかと考える」と答えた。