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<東アジア杯>韓国の壁になった日本、その壁を築いたJリーグ(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

金東ソプ(左)と柿谷曜一朗。

◆Jリーグで悲喜分かれる=金東ソプの人生は、高3だった07年8月にJリーグの清水エスパルスと3年契約をした時からもつれ始めた。当時、柿谷もセレッソ大阪の成人チームでプレーしていた。外国人選手の金東ソプに対する清水エスパルスの態度と、ユース時代から育てた柿谷を眺めるセレッソ大阪の姿勢は異なるしかなかった。

金東ソプは18歳の年齢で独りで生き残る方法を学ばなければならなかった。金東ソプは「日本ではベッドが一つ入るほどの小さな部屋で暮らした。遅いインターネットだけが唯一の疎通の窓口だった。食事もほとんどコンビニで済ませた」と振り返った。

当時Kリーグはドラフト制度を施行し、最高待遇を受けても契約金が5000万ウォン(約450万円)にしかならなかった。Jリーグのクラブは億ウォン台の契約金で韓国の有望株を連れて行った。


早くから1・2部リーグで定着した先進的なシステムもユース選手を引き込んだ要素だ。Kリーグは今年から昇降制を実施する。柿谷は06年から4年間、Jリーグ52試合に出場し、4得点した。金東ソプは清水入団後09年まで1試合にも出場できなかった。

2人は09年、ともに徳島にレンタルされた。柿谷は3シーズンで101試合に出場したのに対し、金東ソプは2シーズンで11試合しかチャンスを得られず、結局、Kリーグに戻った。

Kリーグは有能な資源の海外流出を防ぐため、昨年から自由契約選抜方式を部分的に導入した。Kリーグはこれを拡大し、2016年からは完全自由契約選抜となる。また有望株の育成のためにU-23の韓国選手を義務的にエントリーに入れて出場させる制度も強化している。

◆両選手の未来は=新生チームの光州FCに復帰した金東ソプは2シーズンで59試合に出場し、14得点した。城南に移籍した今年も19試合で6得点と活躍している。日本で空しく過ごした歳月が惜しまれる。

柿谷は着実に前進している。香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)、本田圭佑(CSKAモスクワ)らが掌握する日本代表のFW陣の競争に本格的に加勢した。柿谷はセレッソ出身の香川、金甫ギョン(キム・ボギョン、カーディフシティ)、乾貴士(フランクフルト)、清武弘嗣(ニュルンベルク)の後に続き、欧州に進出する可能性が高い。



<東アジア杯>韓国の壁になった日本、その壁を築いたJリーグ(1)

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