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<東アジア杯>一時期は香川を凌駕していた柿谷、韓日戦の“要警戒人物”

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版
一時期、香川真司(24,マンチェスターユナイテッド)を凌駕していた柿谷曜一朗(24、セレッソ大阪)が韓日戦の“警戒対象1号”に浮上している。28日、蚕室(チャムシル)総合運動場で日本と東アジアカップ2013男子第3戦を戦う韓国に“柿谷注意報”が発令された。

柿谷は21日、中国との第1戦で1ゴール1アシストを上げて大活躍した。柿谷は1-1で拮抗していた後半14分、方向を絶妙に変える感覚的なヘディングシュートでゴールネットを揺らした。2分後、突進的な突破で守備選手3人を抜いたあと、周りの状況に的確に反応する見事なパスで工藤壮人の追加ゴールをアシストした。日本はその後2失点して引き分けたが、柿谷という収穫を得た。

柿谷は一時期、香川真司より注目されていた期待の星だった。柿谷はセレッソのユースチームで天才的な才能を認められてチーム史上最年少の16才で1軍デビュー戦を飾った。また日本年齢別代表チームでも才能を発揮した。2006年、アジアサッカー連盟(AFC)の17才以下(U-17)大会の優勝を導いて「第2の小野伸二」として注目されていた。また2007年の国際サッカー連盟(FIFA)U-17ワールドカップ(W杯)フランス戦でセンターサークルのロングキックゴールを含め、2ゴールを決めた。アジアの今年の有望株賞を2度も受賞している。日本サッカー界はサッカーの天才が誕生したと歓呼し、セレッソのレヴィー・クルピ監督は「ネイマール(ブラジル)に酷似している」と絶賛した。


だが柿谷は所属チームの練習時間にしばしば遅刻するなど怠けた一面もある。チームの同僚だった香川はセレッソ1軍で頭角を現わしてドイツ・ブンデスリーガのドルトムントに移籍した。その間、柿谷は日本2部リーグの徳島で2年間の賃貸生活をして悔しさに耐えなければならなかった。発起した柿谷は昨年セレッソで17ゴールを上げてサッカーの天才の復活を知らせた。ドイツ・ブンデスリーガのレヴァークーゼン、ニュルンベルクへの移籍説もうわさされた。今年のシーズンもJリーグ得点2位(10ゴール)を記録して粘り強い活躍を見せている。

柿谷は今後、香川や金甫ギョン(キム・ボギョン、カーディフシティ)、乾貴士(フランクフルト)、清武弘嗣(ニュルンベルク)らに続いて、今後セレッソ出身の欧州派になる可能性が高い。今回の東アジアカップで生まれてはじめてA代表チームに選ばれた柿谷は、大会で持てる力を発揮し、存分にアピールしている。日本サッカージャーナル・ラボの西山記者は「東アジアカップ日本代表チームで最も目立つのは柿谷」と話した。シン・ムグァン在日同胞日本サッカー専門家も「一番の有望株、期待主については誰もが柿谷だと話す。100年に一度出てくるかどうかの逸材」と話した。ハ・ジョンギ在日同胞記者も「香川と肩を並べるほど良い才能を持っている。一時少し怠けて光を失っていたが、最近奮起して良い技量を見せている」と話した。

一方、韓国チームの金英権(キム・ヨングォン、広州)が中心となるフォーバックラインと河大成(ハ・デソン、ソウル)が軸になる守備型ミッドフィルダーには“柿谷封鎖特命”が下されている。



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