ハーバード大学東アジア言語文化学科所属マイケル・プエット(Michael Puett)教授(中国史)。今は中国統一の軸になった古代史の研究に没頭中だ。シカゴ大学で修士・博士号を取り、中国北京大学でも学んだ。博学な知識と深みのある講義でハーバード大学最高教授賞を受賞した。
プエット教授の人気は爆発的だ。米国の学生たちにはなじみが薄い“古代中国の倫理・政治理論”を教えるのに501人が受講を申請し、今回の2012~2013年度ハーバード大全体順位で3位、人文学分野では1位を占めた。不動の最高人気講座に挙げられていたマイケル・サンデル教授の“定義”は突然低調になって396人にとどまった。受講申請1、2位は実用的性格が強い“経済学原理”と“コンピュータ入門”がそれぞれ占めた。
慶熙(キョンヒ)サイバー大学の招待で初めて訪韓したプエット教授に17日会った。彼は「今は中国の古代史を研究しているが、最初は現代史から始めており依然として昨今の状況に深い関心を持っている」と打ち明けた。
--習近平体制をどう思うか。
「中国指導部は個人の実力を重視する“能力主義(meritocracy)”を指向する感じだ。習近平の改革政策もこれに合わせている。過去、中国では社会全体が効率を追求する能力主義の時代が存在したことがあった。習近平はこの時に回帰しようとするようだが、こうした分析が合っているならば正しい判断だ」。
--中国体制が、市民の民主化要求で危険になることという見解がある。
「その通りだ。習近平体制はこのためにより強力な正当性を構築しようとするだろう。 このためにより幅広い大衆の参加を促しながら市民の要求に敏感に反応するしかない。中国体制が危険になるかは、これをどれくらいうまく遂行するかにかかっていることになる。結局、効率的な政府をつくるのが核心なのだが、このためには能力主義を選ぶほかはない」。
--習近平体制の最大の難題といえば。
「この数十年間に享受してきた高度成長は遠からず終わるしかない。こういう場合、過去の米国に迫っていたものと似たような金融危機が来る可能性がある。未来の金融危機にうまく対処すれば習近平の人気は沸き上がるだろう」。
(中央SUNDAY第332号)
「朝貢体制よりも平等外交が中国と地域平和の助けに」…米ハーバード大学教授(2)
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