財布のひもがゆるいクラシック愛好家なら今年の夏のグッドニュースだ。韓国内にとどまっていながら世界的な夏の音楽祭の現場を目の前で見物できる。飛行機代がなくても、休暇を出さなくても、高価な入場券の予約をしなくても済む。親切な映画館が全てやってくれるからだ。
マルチプレックス映画館のメガボックスは、2013年の『プレゲンツ・フェスティバル』と『ザルツブルク・フェスティバル』の主な公演をライブ中継する。オーストリアが誇る夏の2大音楽祭がIT強国の技術力に助けられて私たちのそばでリアルタイムの同時公演となるわけだ。今年1月1日のウィーンフィルハーモニーの新年音楽会に続き、海外公演の実況中継時代が一層アップグレードされる。
◆『魔笛』からマーラー交響曲まで=20日午後8時、プレゲンツ ・フェスティバルの代表作であるモーツァルトのオペラ『魔笛』がソウルのCOEX(コエックス)をはじめとして木洞(モクトン)、セントラル、新村(シンチョン)、霊通(ヨントン)、KINTEX(キンテックス)など6カ所で上映される。ボーデン湖のほとりに浮かぶ幻想的な舞台が、劇場の画面の中で手にとるように観客をひきつける。
ザルツブルク・フェスティバルは、このほか東大門(トンデムン)をはじめとして大田(テジョン)、大邱(テグ)、光州(クァンジュ)、釜山(プサン)の海雲台(ヘウンデ)など全国10カ所余りで楽しむことができる。29日午後8時、ニコラウス・アーノンクールが指揮するウィーンフィルハーモニーオーケストラの開幕コンサートでハイドンの『オラトリオ』がファンファーレを鳴らす。8月3日午後6時、ワーグナーのオペラ『ニュルンベルクのマイスタージンガー』、4日午後8時ヴェルディのオペラ『ファルスタッフ』、11日午後6時45分からサイモン・ラトルが指揮するベネズエラ国立子供交響楽団によるマーラー交響曲1番、17日午後6時ヴェルディのオペラ『ドン・カルロ』など5つの舞台が続く。
◆ハングル字幕、現場に劣らぬ音響=どのようにして同時間生中継が可能だろうか。欧州との時差が8~9時間生じるおかげだ。一種の遅延中継になるわけだ。今回の公演は特にオペラが4作品にもなりハングル字幕処理までする。現場から衛星でリアルタイム伝送した圧縮ファイルを保存した後、劇場システムに合うように最適化してからハングル字幕をつけて修正作業を経る。このようにして処理されたファイルを再び錦山(クムサン)衛星センターのネットワークを通じて各劇場に一斉送信するのだ。生中継作業を指揮するメガボックス映写技術チーム長のイ・ユルグ氏(35)は「先んじたIT技術力の後押しを受けて、映画館で見せて聴かせることができるコンテンツ開発に積極的な私たちの努力が、観覧客の喜びになれば良い」と話した。
◆外国も驚いた韓国劇場の冒険=『魔笛』の演奏を担当するウィーンシンフォニーオーケストラで韓国人で初めて首席フルーティストとして活動中のチェ・ナギョン氏は「誇らしく感じている。団員皆が驚いて喜んでいる」と話した。彼は「韓国で同時間に同じ舞台を見ているファンたちのために、さらに美しい音楽で報いたい」と付け加えた。
メガボックスのキム・ジンソン常務は「今回のライブ上映のために追加で中継施設を構築して映像とサウンドシステムをアップグレードした」として「生き生きとした世界の大きな祭りの現場をもっと多く見せられるように努力したい」と話した。
観覧料は一般上映館基準で3万ウォン(約2700円)。青少年は50%割引される。先着順100人に限りパッケージ割引販売もする。ザルツブルク5作品の場合、COEXM2券は12万5000ウォン、一般券は9万5000ウォンだ。前売りはメガボックスのホームページ(megabox.co.kr)で行っている。
マルチプレックス映画館のメガボックスは、2013年の『プレゲンツ・フェスティバル』と『ザルツブルク・フェスティバル』の主な公演をライブ中継する。オーストリアが誇る夏の2大音楽祭がIT強国の技術力に助けられて私たちのそばでリアルタイムの同時公演となるわけだ。今年1月1日のウィーンフィルハーモニーの新年音楽会に続き、海外公演の実況中継時代が一層アップグレードされる。
◆『魔笛』からマーラー交響曲まで=20日午後8時、プレゲンツ ・フェスティバルの代表作であるモーツァルトのオペラ『魔笛』がソウルのCOEX(コエックス)をはじめとして木洞(モクトン)、セントラル、新村(シンチョン)、霊通(ヨントン)、KINTEX(キンテックス)など6カ所で上映される。ボーデン湖のほとりに浮かぶ幻想的な舞台が、劇場の画面の中で手にとるように観客をひきつける。
ザルツブルク・フェスティバルは、このほか東大門(トンデムン)をはじめとして大田(テジョン)、大邱(テグ)、光州(クァンジュ)、釜山(プサン)の海雲台(ヘウンデ)など全国10カ所余りで楽しむことができる。29日午後8時、ニコラウス・アーノンクールが指揮するウィーンフィルハーモニーオーケストラの開幕コンサートでハイドンの『オラトリオ』がファンファーレを鳴らす。8月3日午後6時、ワーグナーのオペラ『ニュルンベルクのマイスタージンガー』、4日午後8時ヴェルディのオペラ『ファルスタッフ』、11日午後6時45分からサイモン・ラトルが指揮するベネズエラ国立子供交響楽団によるマーラー交響曲1番、17日午後6時ヴェルディのオペラ『ドン・カルロ』など5つの舞台が続く。
◆ハングル字幕、現場に劣らぬ音響=どのようにして同時間生中継が可能だろうか。欧州との時差が8~9時間生じるおかげだ。一種の遅延中継になるわけだ。今回の公演は特にオペラが4作品にもなりハングル字幕処理までする。現場から衛星でリアルタイム伝送した圧縮ファイルを保存した後、劇場システムに合うように最適化してからハングル字幕をつけて修正作業を経る。このようにして処理されたファイルを再び錦山(クムサン)衛星センターのネットワークを通じて各劇場に一斉送信するのだ。生中継作業を指揮するメガボックス映写技術チーム長のイ・ユルグ氏(35)は「先んじたIT技術力の後押しを受けて、映画館で見せて聴かせることができるコンテンツ開発に積極的な私たちの努力が、観覧客の喜びになれば良い」と話した。
◆外国も驚いた韓国劇場の冒険=『魔笛』の演奏を担当するウィーンシンフォニーオーケストラで韓国人で初めて首席フルーティストとして活動中のチェ・ナギョン氏は「誇らしく感じている。団員皆が驚いて喜んでいる」と話した。彼は「韓国で同時間に同じ舞台を見ているファンたちのために、さらに美しい音楽で報いたい」と付け加えた。
メガボックスのキム・ジンソン常務は「今回のライブ上映のために追加で中継施設を構築して映像とサウンドシステムをアップグレードした」として「生き生きとした世界の大きな祭りの現場をもっと多く見せられるように努力したい」と話した。
観覧料は一般上映館基準で3万ウォン(約2700円)。青少年は50%割引される。先着順100人に限りパッケージ割引販売もする。ザルツブルク5作品の場合、COEXM2券は12万5000ウォン、一般券は9万5000ウォンだ。前売りはメガボックスのホームページ(megabox.co.kr)で行っている。
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