アシアナ航空事故機の搭乗客が訴訟を起こし始めた。１７日、サンフランシスコ・クロニクルなどの外信によれば７日、サンフランシスコ空港で着陸途中に事故を起こしたアシアナ航空ＯＺ２１４便の搭乗客８３人が、ボーイング社を相手にした証拠開始申請書をボーイング本社があるイリノイ州クックカウンティ巡回裁判所に提出した。証拠開始とは、訴訟当事者が相手方などから訴訟関連の証拠資料を収集するための手続きだ。彼らは申請書の中で「事故機種であるＢ７７７－２００ＥＲに欠陥があった可能性が提起されただけに、航空機製造会社であるボーイング社は事故機設計図、製造および安全情報、修理記録などを公開しなければならない」と主張した。彼らの代理人をつとめる現地法律事務所リベック・ロー側は「近くアシアナ航空と航空機部品製造業者を相手にした証拠開始申請書も裁判所に出す計画」と明らかにした。

これとは別に、事故機に搭乗していた在米同胞女性のチョン・ヨンア（４１、米国名：ヨンア・チョン・マチョロ）さんと彼女の息子ベンジャミン・マチョロ（８）君が１５日、サンフランシスコ地方裁判所にアシアナ航空に対する民事訴訟を提起した。チョンさんの弁護士は「家族がこうむった被害規模は最低５００万ドルに達する」と主張した。