京釜(キョンブ)・湖南(ホナム)線高速鉄道(KTX)を仁川(インチョン)空港まで連結する“仁川空港鉄道連係施設拡充事業”の推進過程で、鉄道部品の試験成績書が偽造された事実が、後になって明らかになった。
国土交通部と韓国鉄道技術研究院(鉄技研)によれば昨年5月、韓国政府は仁川空港鉄道のアクセシビリティを高めるために高速鉄道と空港鉄道を連結する方針を定めた。このため空港鉄道レールの上をKTXが走行できるよう枕木などの部品を変更しなければならなかった。当時ドイツ産の鉄道部品輸入会社AVTがこの事業納品を打診した。これに対し鉄道施設公団はAVTに部品試験の成績書など関連書類を出すよう要求した。
しかしAVTはこれを経ずに、別に諮問契約を結んだ鉄技研のパク某責任研究員に問い合わせた。パク研究員は本人が直接試験を実施したとしてAVT社に試験結果の内容と成績書の提出様式を電子メールで送った。AVTはこの試験結果を鉄技研が公式発行したように整えた。だが公団評価委員が、受付・発行番号と試験日時が記されていなかった試験成績書を不審に思った。公団は経緯を把握し約2カ月後、鉄技研が発行した公式成績書ではないことを確認した。
鉄技研の自主監査でパク研究員は「AVTから至急との要請を受けて要約試験の結果を送付したもの」と説明した。パク研究員は以後、減給3カ月の懲戒処分を受けて他部署に転出した。
鉄道安全に影響を与えうる部品試験の成績書が偽造された事件にもかかわらず、パク研究員に対する懲戒などの後続措置が軽いという意見が業界から出ている。公団は昨年8月、AVTの申込書を返還することで事件を終わらせた。管理監督責任がある国土部には報告しなかった。事件の隠ぺい疑惑が出てくる理由だ。
これについて国土部のク・ホンサン鉄道投資開発課長は「当時は試験成績書の偽造よりも公文書を一般資料の形態で出したことが問題になった」として「問題になった会社の製品は、今回の工事には使われなかった」と釈明した。
国土交通部と韓国鉄道技術研究院(鉄技研)によれば昨年5月、韓国政府は仁川空港鉄道のアクセシビリティを高めるために高速鉄道と空港鉄道を連結する方針を定めた。このため空港鉄道レールの上をKTXが走行できるよう枕木などの部品を変更しなければならなかった。当時ドイツ産の鉄道部品輸入会社AVTがこの事業納品を打診した。これに対し鉄道施設公団はAVTに部品試験の成績書など関連書類を出すよう要求した。
しかしAVTはこれを経ずに、別に諮問契約を結んだ鉄技研のパク某責任研究員に問い合わせた。パク研究員は本人が直接試験を実施したとしてAVT社に試験結果の内容と成績書の提出様式を電子メールで送った。AVTはこの試験結果を鉄技研が公式発行したように整えた。だが公団評価委員が、受付・発行番号と試験日時が記されていなかった試験成績書を不審に思った。公団は経緯を把握し約2カ月後、鉄技研が発行した公式成績書ではないことを確認した。
鉄技研の自主監査でパク研究員は「AVTから至急との要請を受けて要約試験の結果を送付したもの」と説明した。パク研究員は以後、減給3カ月の懲戒処分を受けて他部署に転出した。
鉄道安全に影響を与えうる部品試験の成績書が偽造された事件にもかかわらず、パク研究員に対する懲戒などの後続措置が軽いという意見が業界から出ている。公団は昨年8月、AVTの申込書を返還することで事件を終わらせた。管理監督責任がある国土部には報告しなかった。事件の隠ぺい疑惑が出てくる理由だ。
これについて国土部のク・ホンサン鉄道投資開発課長は「当時は試験成績書の偽造よりも公文書を一般資料の形態で出したことが問題になった」として「問題になった会社の製品は、今回の工事には使われなかった」と釈明した。
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