イム・チェウォン
イム・チェウォンは13日、英シルバーストンサーキット(5.901キロ)で行われたヨーロピアンF3オープンF308クラス第9戦で15周を30分18秒735で走破し、優勝した。
出生直後に養子としてオランダに渡った韓国系チェ・ミョンギル(28)が07年にドイツF3で優勝したが、韓国国籍のドライバーがモーターレースの本場の欧州で表彰台の最も高いところに立ったのは今回が初めて。
予選2位のイム・チェウォンは決勝で2番目にスタートした。イム・チェウォンは最初の1周でトップに出た後、一度もリードを奪われず決勝ラインを通過した。
ソウル大で機械工学を専攻したイム・チェウォンは、2010年のCJスーパーレースでモーターレースに入門したドライバーだ。2011年日本スーパーフォーミュラジュニア、2012年アジアフォーミュラルノーに挑戦し、領域を広げた。
今年4月には欧州舞台に登場した。ヨーロピアンF3オープンはスペインF3の伝統を引き継いで09年から開催されている大会。イム・チェウォンはデビュー戦で準優勝したが、当時は雨が降り、競技以外の変数が多かった。今回のレースは30度以上の猛暑の中で行われた。滑りやすい濡れた路上を走行する時よりステアリングホイールを扱うのが難しく、体力消耗がより大きかった。
イム・チェウォンの代理人のキム・ギホンGPコリア代表は「F3の欧州選手は普通20代前半だが、現地サーキットに対する経験はイム・チェウォンよりはるかに多い。イム・チェウォンは欧州舞台に参戦してから3カ月で、こうした条件を乗り越えてチャンピオンになった」と伝えた。
一方、イム・チェウォンは14日、同じ場所で行われた第10戦では4位だった。
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