フィリピンの首都マニラから車で2時間ほどの距離にある観光都市アンヘレス。先月29日、東方社会福祉会アンヘレス支部に乳児から高校生まで約10人が集まった。“コピノ”と呼ばれる、韓国系の父とフィリピン女性の間に生まれた子どもたちだ。
この日は、月に1回ずつ母子が一緒に参加する「コピノ家庭自活会」の日。自活会が終わると、子どもたちはチェ・ソンヨン東方社会福祉会諮問委員(44)に近づき、「タタ」(伯母)と呼んであいさつした。
チェさんは一人ずつ優しく抱きしめ、「韓国人の血を持って生まれたこの子たちは、私にとって自分の子どものように大切な生命」と話した。
1996年に夫モク・ジンヒョクさん(48)の事業のためにフィリピンに移住したチェさんがコピノ問題に関心を持ったのは06年。コピノの実態を取材しに来た放送局に海外同胞としてサポートしたのがきっかけだ。「ほとんどが父親なく育つ子どもが気の毒で」と放っておけなかったという。
夫婦が力を合わせて09年から付近の教会で週1回ずつ母子自活会を開いた。子どもに衛生保健教育をする一方、主に売春業に従事するコピノの母に職場の転換を勧めた。娘のウンソルさん(18)、息子のチャンス君(15)もコピノの子どもたちにピアノやドラムを教えている。建築設計事務所を運営するモクさんの収入や個人後援者の支援を受け、定期会を開いてきた。
フィリピンに暮らす“韓国人2世”コピノの自活を支援(2)
この日は、月に1回ずつ母子が一緒に参加する「コピノ家庭自活会」の日。自活会が終わると、子どもたちはチェ・ソンヨン東方社会福祉会諮問委員(44)に近づき、「タタ」(伯母)と呼んであいさつした。
チェさんは一人ずつ優しく抱きしめ、「韓国人の血を持って生まれたこの子たちは、私にとって自分の子どものように大切な生命」と話した。
1996年に夫モク・ジンヒョクさん(48)の事業のためにフィリピンに移住したチェさんがコピノ問題に関心を持ったのは06年。コピノの実態を取材しに来た放送局に海外同胞としてサポートしたのがきっかけだ。「ほとんどが父親なく育つ子どもが気の毒で」と放っておけなかったという。
夫婦が力を合わせて09年から付近の教会で週1回ずつ母子自活会を開いた。子どもに衛生保健教育をする一方、主に売春業に従事するコピノの母に職場の転換を勧めた。娘のウンソルさん(18)、息子のチャンス君(15)もコピノの子どもたちにピアノやドラムを教えている。建築設計事務所を運営するモクさんの収入や個人後援者の支援を受け、定期会を開いてきた。
フィリピンに暮らす“韓国人2世”コピノの自活を支援(2)
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