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朴大統領「経済活性化ために情熱の赤い服を着て…規制緩和を」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

朴槿恵大統領(右から2人目)が11日午前、青瓦台(チョンワデ、大統領府)迎賓館で開かれた第2回貿易投資振興会議に出席し、冒頭発言している。

朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領は11日、「すべての規制をネガティブ方式に転換するものの、難しい場合は実質的にネガティブレベルが達成されるよう規制を大幅に緩和する必要がある」と述べた。

ネガティブ方式とは、規定に明示された行為だけが禁止される消極的規制方式だ。すなわち「禁止される行為」に該当しなければすべてが認められるというもので、許されるものだけを明示して残りを禁止するポジティブ方式に比べて規制緩和の幅が大きい。企業関係者が現場で感じている困難を大幅に解消するということだ。

朴大統領はこの日、第2回貿易投資振興会議を主宰し、「対内外条件が不透明な状況で、すぐに投資を決断するのは容易でないはず」とし「投資がなく雇用が創出されない点を考えれば、1件の遅延も骨身にこたえるという考えを持ってほしい」とネガティブ方式の規制を強調した。


朴大統領は「今後、政府立法で新設・強化される規制は、国務調整室の規制影響分析や規制改革委員会の審議などを強化し、規制内容はもちろん、規制総量も管理する必要がある」と述べた。

貿易投資振興会議とは、朴大統領の父・朴正煕(パク・ジョンヒ)元大統領が在任中、「10余年間に100倍成長」を率いる土台になった輸出振興会議の“ニューバージョン”。5月1日に初めて開かれ、今回が2回目となる。

朴大統領は当初、会議を和やかな雰囲気で始めた。赤いジャケットを着た朴大統領は席に座ると、「経済に多くの情熱を吹き込み、活力を持たせなければいけないという意味で、情熱の色の赤い服を着て出た」と述べ、笑いを誘うと同時に拍手を受けた。

しかし規制改革を強調する時には断固たる語調に変わった。朴大統領が果敢な規制改革を強調したのは、雇用創出のためには投資が必要で、投資の活性化のためには現場の小さな不便から解消すべきという考えからだ。

朴大統領は4月にも「肌で感じるほど、ネガティブ方式で規制を大幅に緩和しなければいけない」と強調していた。しかし進展が見られないため、より強い語調で規制改革を注文したとみられる。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「朴大統領は規制もシステムで構造的に緩和してこそ効果があるという考え」と伝えた。

この日の会議ではネガティブ規制に対する活発な討論が続いた。ワールドフレックスREFのチャ・サンソク代表が「現行のポジティブシステムのため市庁から工場撤去命令を受けるなど被害が大きい」と訴えると、徐昇煥(ソ・スンファン)国土交通部長官は「現行の方式は管理者中心に運営されているという限界があり、多様な用途の融合・複合が可能になるようネガティブ方式に転換する」と答えた。「自動車とリフト車を融合した多機能リフト車を生産中だが、建設機械か自動車かがあいまいで、4年間ほど認証が遅れた」(SMC重工業代表)という発言が出ると、朴大統領は「日々、融合・複合製品が出るが、規制が以前の方式のままなら足かせとなる」と指摘した。



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