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【コラム】韓日関係、“駆け引き”の妙手を探す時(1)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
「今の日本外交?“これ以上良いことはない”という言葉で代弁する」。

朴槿恵(パク・クネ) 大統領の訪中の頃、私席で会った日本のある外交官はこのように自問自答した。“これより悪いことはない”が率直な答えではないかと問い直すと、すぐに彼は頭をきっぱりと振った。「それは韓国の錯覚だ」と“挑発”し始めた彼は「日本は実に久しぶりに安定的なリーダーシップを発揮する首相を迎えた。国政全般で一貫した政策方向を広げることができる。東京の外務省の同僚も自信がみなぎっている」と話した。ベテラン外交官である彼は「韓日中関係で日本が孤立したとしても、私たちには米国がいる。日米関係が良ければ日本は惜しいことはない。中国と韓国は今蜜月関係だというが、韓国があまりに純真なのではないのか」と話した。

東京から在韓日本人たちに一斉に訓令でもおりたのだろうか。日本の有力日刊紙のソウル特派員は、安倍晋三首相が朴大統領に会いたいという意志を明らかにしたという報道について「極めて儀礼的な話なのに、あたかも“日本が韓国にしがみついている”かのように誇張された」として「東京の雰囲気は冷たい。日韓首脳会談も無理をしないようにという雰囲気だ」と話した。彼はさらに開城(ケソン)工業団地関連の南北会談をめぐって韓国が「会談ができないことになっても韓国の原則を守るという姿勢が通じた」という中央日報の記事を見せて「ここで韓国を日本に、北朝鮮を韓国に変えてみればぴったり合う」と話した。「君たちがそのように出てくるならば、私たちも惜しいことない」ということであった。のけ者にあいそうだから「私が君たちをいじめにあわせているのだ」というすねた子供の詭弁のように聞こえる。


(中央SUNDAY330号)



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