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<アシアナ機着陸失敗>「NTSBの性急な情報公開が憶測招く」 操縦士協会が批判

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
アシアナ航空機着陸事故と関連し、米運輸安全委員会(NTSB)が操縦士側に一方的に不利な情報を次々と公開し、調査結果に憶測を招くという指摘が提起されている。特にワシントンDCに本部を置く国際民間航空操縦士協会(ALPA)は8、9日(現地時間)、NTSB側を激しく批判した。

1931年に設立された国際民間航空操縦士協会は、韓国・米国・カナダなど航空33社所属の操縦士約5万人が加入している世界最大の操縦士権益擁護団体。

協会は8日に出した声明で、「NTSBが調査序盤にブラックボックスや音声記録装置など事故の原因と関連し、憶測を招く情報を過剰公開している」と明らかにした。また「こうした部分的な情報は事故の原因について、手に負えない憶測を呼ぶおそれがある」と懸念を表した。


協会は「NTSBがこれほど早く機内録音装置などを公開したのは前例がない」とし「操縦士は事故当時にどんなことがあったかについて、きちんと釈明する機会もない」と指摘した。また「調査官が機内録音装置と関連した情報をむやみに公開してはならないというのは義務事項」とし「過去にもこうした情報公開が誤った判断を引き起こし、最終調査結果に支障をきたすケースがあった」と強調した。

実際、ワシントンポストやニューヨークタイムズなど米主要メディアは、NTSBの初期発表に基づき、操縦士の過失に重きを置いた記事を出している。

また協会は9日、事故当時に空港計器着陸装置(ILS)が作動しない理由、他の着陸誘導装置が作動したかどうか、精密進入経路指示灯(PAPI)がきちんと作動したかどうかなど、6つの質問を含む公開質問書をNTSB側に送った。協会は「事故が発生するまでのすべての過程をきちんと調査するためには、こうした疑問をまず明らかにするべき」とし「不完全で部分的な情報公開は誤った結論につながる」と主張した。

協会の相次ぐ問題提起に対し、ハースマンNTSB委員長は9日、CNN放送のインタビューで、「NTSBは事故の原因を調査する際、透明性を最優先にしている」とし「私たちが公開した情報は事実に基づくもので、調査過程で覆るものではない」と反論した。ネンテルNTSB報道官も「私たちはその都度、新しい資料を公開しているにすぎない。NTSBは事故調査で透明性と正確性を重視する」と主張した。



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