開城(ケソン)工業団地の南北当局者実務会談を翌日に控えた9日午前、先発隊を乗せて開城工業団地に行ったバスがこの日午後、京畿道坡州(キョンギド・パジュ)の南北出入り事務所(CIQ)から入堺している。統一部当局者と韓電職員ら25人で構成された先発隊は、日程協議および電気設備保守などの準備作業を終えた後、帰還した。(写真=共同取材団)
政府は南北間ですでに合意した生産設備点検や完成品搬出などを進めながら、再発防止と“発展的正常化”問題を併行して議論するという立場だ。世界北朝鮮研究センターのアン・チャンイル所長は「先月の当局者会談の推進過程で、首席代表の級の問題をめぐって新しい枠組みを北朝鮮に要求した政府が、開城工業団地など経済協力問題でも新しい原則をたてようとする意が強い」と分析した。
だが北朝鮮は、6~7日に板門店(パンムンジョム)で開かれた実務会談で「稼動できる工場から運営しよう」〔朴哲洙(パク・チョルス)北側団長〕と主張するなど企業被害に対する遺憾の表明や再発防止の約束は回避する立場を見せている。
このため、ややもすると北朝鮮が韓国側の要求に反発して会談に難関をつくり、製品搬出などすでに合意した事案の履行を妨げるかも知れないという憂慮が出てきている。
南北は9日、板門店の接触チャンネルを通じて代表団名簿を交換するなど会談準備を終えた。双方の首席代表は、先立って実務会談の時と同じように徐虎(ソ・ホ)統一部南北協力地区支援団長と朴哲洙中央特区開発指導総局長が引き受ける。会談関係者は「後続会談という性格に合うように首席代表ほか各2人の代表と随行員も前回のように40人規模で組まれた」と説明した。会談は工団内の総合支援センターで午前10時から開かれる。
123社の開城工業団地進出企業らも10日から現地に入って3カ月以上止まっていた生産ラインを手入れする予定だ。先に機械・電子・金属分野の59社が入って、11日には繊維・縫製分野など残りの企業が訪問する。韓国電力やKTなど関係者と工団管理委当局者ら25人は9日、北朝鮮を訪問して工団内の電力、通信などを点検した後、午後に都羅山(トラサン)の出入り事務所を通じて帰還した。
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