サムスン電子の４－６月期の売上高と営業利益がともに過去最高となった。

サムスン電子は５日の暫定実績発表で、今年４－６月期の売上高を５７兆ウォン（約５兆円）、営業利益を９兆５０００億ウォン（８３５０億円）と公示した。売上高は前期比７．８％増、前年同期比１９．８％増、営業利益は前期比８．２％増、前年同期比４７．１％増。

これを受け、サムスン電子は四半期基準の最大売上高・営業利益を更新した。従来の最高実績は昨年１０－１２月期の売上高５６兆ウォン、営業利益８兆８４００億ウォンだった。


しかし最近の市場の期待値である売上高５９兆ウォン、営業利益１０兆２０００億ウォンには達しなかった。サムスン電子の実績が期待値を下回ったのはモバイル分野の実績が伸び悩んだためとみられる。サムスン電子は４－６月期、ギャラクシーＳ４などスマートフォンの販売が振るわなかったと推定される。しかし市場は、グローバル景気低迷にもかかわらず実績が過去最高になった点を高く評価している。