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【中央時評】韓米中の共助、日本に性急に背を向ける姿勢なのでは(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
習主席は共同声明を通じて「関連核兵器開発が韓半島と東北アジアの平和と安定に深刻な威嚇になるということ」に朴大統領と認識を共にした。そして「韓半島の自主的な統一を支持する」と話した。中国ではダブー視されている“韓半島統一問題”を彼が言及したこと自体が相当な変化だ。そして「6カ国協議の枠組み内で、各種形態の二者および多者対話」を“関係国”に要求してきた。朴槿恵のスマート外交が光を放った結果だ。

だが北朝鮮の核問題の基本的な認識では、大きな変化を引き出せなかった。共同声明で中国は“北朝鮮の非核化”ではない“韓半島の非核化”に、以前のように固執したためだ。依然として北朝鮮を配慮すると同時に韓米両国を圧迫する姿だ。事実、韓国は今回、中国が安保優先順位において“無核”を“不戦”や“不乱”よりも前面に出して北朝鮮の核に対する認識を変えると期待した。だが中国はまだ背を向けるのかどうか躊躇している様子だ。

事情がこのようだと見ると、“関係国”にとっては中国が推し進めようとする6カ国協議飛行機の座席が不便なことこの上ない。それでどこへ行くのか、どうやって行くべきかをめぐって四方を見極めなければならないときだ。朴槿恵の韓半島信頼プロセスが直面している現実だ。


朴大統領は中国から韓半島信頼プロセスについての“道徳的正当性”を確保することに成功した。これからは同盟の確かな支持と結合させて実践に移さなければならない。ところで韓日米共助体制で行くか、でなければ新しい韓米中共助体制で行くのか悩みは小さくない様子だ。韓米中共助体制に米国はいまいち乗り気でなく、日本はショックを受けているためだ。

日本は敏感にならざるを得ない。1972年のニクソン訪中時と類似のダブルショックを今回の韓中首脳会談で受けたためだ。韓国の大統領が日本に先立ち中国を訪問し、韓米中共助で日本が疎外される二重のショックを感じている。ややもすると妨害屋(spoiler)に急変するかも知れない。

北朝鮮の核問題の認識に関する限り、中国はまだ背を向けようかどうしようかと思っている様子だ。したがって韓米中共助は時期尚早のように見える。韓日米共助で韓国があまりにも性急に背を向けようとしているのではないか。日本を引き込む朴槿恵のスマート外交がもう一度必要な時だ。

チャン・タルジュン ソウル大教授・政治外交学



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