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原子力電池搭載の韓国型ローバー、地球から宇宙インターネットで操縦(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
これに対しローバー(探査ロボット)、原子力電池、宇宙インターネットなどは相対的に自国の技術自立の可能性が大きい分野に挙げられる。韓国の月着陸船に搭載されるローバーは、ラーメン箱の大きさで重さは20キログラム前後にすぎないが、着陸地点から40キロメートルまで行き各種探査活動を行う予定だ。2011年に火星に着陸したNASAのキュリオシティ(重量900キログラム、36キロメートル移動)に比べ規模は小さいが活動性はより良い。研究に参加したカン・ソンチョル韓国科学技術研究院(KIST)バイオニクス研究団長は、「これまでに開発されたローバーで最高水準になるだろう」と話した。

原子力電池は太陽電池とともにローバーの動力源として使われる予定だ。キュリオシティはプルトニウム238で作った原子力電池を採用したが、韓国は核再処理過程で廃棄物として出されるストロンチウム90で電池を作る計画だ。韓米原子力協定のためプルトニウムの搬入・加工が難しいためだ。ストロンチウム電池は厚い放射線遮蔽膜が必要で、プルトニウム電池に比べ重さがある。韓国原子力研究院と韓国電気研究院は500グラムで20キログラムのローバーを1カ月以上動かせる「韓国型ストロンチウム電池」を研究中だ。

宇宙インターネットは地上と月軌道、着陸船、ローバーをインターネットプロトコル(データ交換方式)で連結することを意味する。これが成功すれば地上からインターネットで月にあるローバーを動かしたり、着陸船に搭載したスマートフォンで撮った写真をインターネットですぐに地球側で受け取れるようになる。現在使われている宇宙通信網は1対1の通信だけが可能だが、人と人、機械と機械の間の多対多通信も可能だ。韓国電子通信研究所(ETRI)のイ・ビョンソン衛星システム研究室長は、「複数のローバー、複数の宇宙飛行士が同時に交信可能なネットワークを構築するのが最終目標」と話している。

原子力電池搭載の韓国型ローバー、地球から宇宙インターネットで操縦(1)

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