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朴槿恵大統領の中国語演説に中国ネットユーザーの反応も爆発

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
朴槿恵(パク・クネ)大統領がついに中国語の実力を公開した。「尊敬する陳吉寧総長」と中国語で切り出した朴大統領のあいさつに、清華大学の講堂に集まった400人余りの参席者は雷のような拍手でこたえた。「新しい20年を開く韓中信頼の旅程」を主題にした特別講演で朴大統領は最初の5分間に233字の中国語原稿をプロンプターを見ながらきちんと普通話(標準中国語)の発音と声調に合わせて読み下した。

朴大統領はこの日、高い水準の語学力と文化コンテンツで13億人の中国人の心をとらえた。朴大統領の中国語演説は「百年之計莫如樹人」という『管子』の言葉で始まった。中国最高の人材が集まる精華大学で教育の重要性を強調し自負心を植え付けること大切にしたと解釈される。朴大統領は韓国語の部分でも、易地思之、管鮑之交、三顧草廬のような中国人になじんだ4字熟語を紹介した。自身の苦しかった若い時代を回顧する時は諸葛亮が息子のためにつづった『戒子書』を引用した。「心が淡白でなければ考えを明らかにすることはできず、心が安定していなければ遠大な理想を実現することはできない」という話に中国の学生たちは手帳を出して傾聴した。

朴大統領の中国語演説に対する中国のネットユーザーの反応は爆発的だった。微博(ウェイボ、中国版ツイッター)には「上品で優れている」「中国文化にほれた女性大統領」など30万件以上のポスティングがあった。香港中華時報の曽暁輝社長は自身の微博で、「きれいで語調がやわらかかった(字正腔円)」と評価した。


この日朴大統領は豪州のラッド首相が独占してきた「中国で中国語で演説した唯一の外国首脳」というタイトルを破った。ラッド首相は2008年4月に北京大学での演説で「中国のことわざに『天も恐ろしくなく、地も恐ろしくない。ただ中国語を話す外国人だけが恐ろしい』という言葉がある」というジョークで聴衆の爆笑を誘った。豪州国立大学で中国語を専攻し、北京で外交官生活を送ったラッド首相の中国語の実力のほうが高いが、聴衆を引きつける力は朴大統領のほうがさらに強かったというのが専門家たちの評価だ。

朴大統領の中国語での演説は韓中国交正常化以後静かだった「中国語学習ブーム」へとつながる見通しだ。梨花(イファ)女子大学通訳大学院のキム・ヘリム教授は、「今回の演説のおかげで韓国の外国語勢力図でも英語・中国語のG2時代が開かれた」と話した。両国政府は27日に調印された「韓中未来ビジョン共同声明付属書」で、「韓国語の年、中国語の年の相互指定を通じ言語関連の交流事業活性化に協力する」と約束した。(中央SUNDAY第329号)



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