朴槿恵大統領(当時は韓国未来連合創党準備委員長)が2002年5月13日に宿舎の百花園迎賓館で金正日総書記と会った。朴大統領の左側は申熙錫アジア太平洋政策研究院理事長。右側の写真で朴大統領の右側の女性は北朝鮮訪問期間中に案内を担当した引き受けた金聖恵で、最近当局会談のための板門店実務接触に団長として出てきた。写真は申理事長が提供した。
――会談にはだれが同席し、進行状況は。
「最初の30分は金容淳(キム・ヨンスン)党秘書(2003年死去)と私が同席した。続いて約1時間にわたり朴大統領と金総書記が単独で会談した。その時は北朝鮮側の速記士が対話内容を記録したので記録が残っているだろう」
――野党は朴大統領がとても低姿勢だったと批判している。
「野党から言いがかりを付けられることは何もない。発言に問題はなく、揚げ足を取られることもない」
――金総書記はどんな発言をしたか。
「金総書記は『父の世代は対立的関係だったが、息子と娘だから韓半島の平和定着という共通の目標のためにともに努力しよう』という趣旨の発言をし、朴大統領も共感した。朴正熙と金日成は1960年代初めから南北体制で競争をしてきた生涯の宿敵だった」
――錦繍山記念宮殿には本当に行かなかったか。
「金日成主体塔を視察し金日成大学などを訪問した。錦繍山記念宮殿は金日成の遺体が安置されている所なのでわざと行かなかった」
――朴大統領は当時どんな提案をしたか。
「北朝鮮訪問を契機に南北が信頼を回復し不信感を除去して究極的には韓半島平和定着の契機になるよう期待すると話した。韓半島の国際関係に影響を与える日米中ロの周辺4大国との協力体制を構築する努力が必要だともした」
――金総書記はなぜ朴大統領を招いたと考えるか。
「戦略的な計算をしただろう。宿敵同士だった2人の父親の息子と娘が会い食事して会談すれば韓半島の緊張緩和に画期的事件になると判断し朴大統領と必ず会いたかったようだ。朴大統領に対する信頼感と期待感を強く示したし、大きな役割をすることを期待した」
――国家情報院が盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の北方限界線(NLL)発言録を公開したが。
「当時朴大統領と金総書記の間でNLLという用語すら出なかった。NLL問題で朴大統領は問題になる発言をしなかったため自信を持っているだろう。今回のNLL対話録公開は国家情報院が単独で決めはしなかっただろう。青瓦台(チョンワデ、大統領府)の意中を勘案しただろう」
当時北朝鮮は金総書記の専用特別機を北京に送り朴大統領一行を乗せ、金大中(キム・デジュン)元大統領が泊まった百花園招待所に泊まらせるなど、儀典にも格別に神経を使ったという。また、南北閣僚級会談実務交渉代表として出てきた金聖恵(キム・ソンヘ)祖国平和統一委員会書記局部長が平壌に滞在する4日間にわたり朴大統領に密着随行した。申理事長は「保安意識が強い朴大統領は百花園招待所の構内電話を使わず毎朝1時間ずつ公園を一緒に歩きながら会議をした」と当時を振り返った。
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