アップルと特許訴訟を行っているサムスン電子が、日本の裁判所で争われていた共有技術について控訴審で勝訴した。

日本の知的財産高等裁判所は２５日、アップルがサムスンを相手に“メディアプレーヤーコンテンツとコンピューターの情報を同期化する方法”についての特許を侵害したとして起こした１億円の損害賠償請求訴訟で、原告の敗訴を決めた１審判決を支持したと共同通信が報道した。

日本でのサムスンとアップル間の特許訴訟で控訴審判決が下されたのは今回が初めてだ。


今回の訴訟は、ギャラクシーＳなどサムスン電子の移動通信端末をコンピューターに接続して音楽データなどをダウンロードする時に使う技術が、アップルの特許に該当するかどうかが争点で、昨年８月の１審では「サムスン電子が採択した方式はアップルの技術範囲に該当しない」との判決を下していた。