韓国の２人のスポーツスター、朴智星（パク・チソン、３２）とキム・ヨナ（２３）が週末、ファンたちの視線を集めた。それは競技ではなくイベントを通じてだ。韓国内だけでなく海外でも認知度が高い２人のスターは、世界の人々に向けて真心を込めた思いを表わし、ファンたちから大きな拍手を受けた。

◇慈善試合を開催した朴智星「中国の地震被害民のために…」

サッカースターの朴智星（クイーンズ・パーク・レンジャーズ）は２３日午後、中国上海の虹口競技場で第３回アジアンドリームカップ慈善試合を開催した。奇誠庸（キ・ソンヨン、スウォンジーシティ）、李青竜（イ・チョンヨン、ボルトン）、池東源（チ・ドンウォン、サンダーランド）など欧州舞台で活躍した海外組だけでなく、朴智星と親しいパトリス・エヴラ（マンチェスター・ユナイテッド）も参加した。歌手ＰＳＹ（サイ）、アイドルグループＳＨＩＮｅｅ（シャイニー）のミンホ、ＥＸＯ（エクソ）－Ｍのルハン、シウミンもアジアンドリームカップに姿を見せて競技場を訪れた２万人余りの中国ファンたちを熱狂させた。


２０１１年からアジアンドリームカップ慈善試合を行っている朴智星は、これまでタイ、ベトナムを訪れ東南アジアのサッカー教育環境を改善して現地幼少年サッカーの未来の卵を後援するための目的でサッカー試合を開いた。しかし今年は少し違った。４月に中国の四川省で起きた地震で被害をうけた現地の地域住民のための慈善試合として開かれた。今回のアジアンドリームカップに募金した金額は全て四川省の地域被害の復旧と地域住民のために寄付した。もちろん朴智星は中国現地の幼少年サッカー選手のためのプログラムも一緒に開催した。

◇新しいエキシビションプログラム披露したキム・ヨナ「世界平和ために…」

フィギュアクイーン、キム・ヨナは２１日から３日間、ソウルのオリンピック公園体操競技場の特設リンクで『サムスンギャラクシー★スマートエアコン　Ａｌｌ　Ｔｈａｔ　Ｓｋａｔｅ　２０１３』アイスショーを行った。毎回１万人以上の観衆を集めるキム・ヨナは、自分の新しいエキシビションプログラムである『イマジン（Ｉｍａｇｉｎｅ）』を披露して話題を集めた。

キム・ヨナは今回、エキシビジョンプログラムでアヴリル・ラヴィーンの『イマジン』の旋律に合わせて平和のメッセージを入れた振りつけを繰り広げて観客の注目をひきつけた。『イマジン』１９７１年ベトナム戦争当時ビートルズのメンバーだったジョン・レノンが反戦メッセージを込めて発表した曲だった。歌自体に強烈な平和のメッセージが含まれているだけにキム・ヨナは歌詞ごとに意味のある振り付けを入れた。平和を意味する純白のドレスを着て登場し全体的な雰囲気とともに最後に両手を祈るように集める振りつけなどがそうだ。キム・ヨナの演技が終わるやいなや観衆はいっせいに総立ちで拍手を送った。

キム・ヨナがこのようなエキシビションプログラムを披露したのは、ユニセフ国際親善大使をしていることと関連する。２０１０年からユニセフ親善大使を引き受けているキム・ヨナは、ハイチ地震の被害者のための映像撮影、サヘル飢謹地域のスローガンキャンペーン、シリアキャンペーンなど多様な慈善活動に参加した。