今月に入って量的緩和縮小懸念が提起され、インド・ブラジル・南アフリカをはじめとする主要新興国では株式・債券・通貨の価値が一斉に下がった。米国の緊縮による資金の流出が新興国の通貨危機につながる例は過去にもあった。
1994年に米連邦準備制度理事会(FRB)が5回にわたり、1年間に金利を3%から2.5ポイントも上げると、ドルが急騰し、新興国はドル不足に苦しんだ。その結果、94年のメキシコ通貨危機につながり、97年のアジア通貨危機の発端となった。
1994年に米連邦準備制度理事会(FRB)が5回にわたり、1年間に金利を3%から2.5ポイントも上げると、ドルが急騰し、新興国はドル不足に苦しんだ。その結果、94年のメキシコ通貨危機につながり、97年のアジア通貨危機の発端となった。
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