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【時論】おかずの反乱、韓国を変える(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
20世紀末から文化の消費に国境が消え、内需用産業から輸出産業に急浮上したものがある。それは飲食だ。こうした変化を洞察すれば、食文化が国家ブランド競争力と国格を高める核心的な動力であると同時に、戦略的に無限の資源であり、内需経済の土台になるという真理を発見できるだろう。

韓国はもう海外観光客1000万人時代を迎えている。外国人が韓国に来れば韓国の飲食を経験する。しかし観光客のほとんどは韓国の食膳を楽しむことより、驚くことから始まる。まず安さに驚き、おかずの種類の多さに驚き、そのおかずが無料ということに驚く。そして食後には捨てられる残飯の量に驚く。問題は、安くたくさん出そうとすれば品質とサービスが低くなるしかなく、残ったおかずの再使用も疑うことになり、信頼できないということだ。

私たちの食膳は、ご飯にいくつかのおかずの皿が置かれるのが基本だ。一人前がいくらという価格が決まれば、おかずはいくらでも追加で出してくれる。こうした食文化では輸出どころか内需産業も難しい。もうこうした食膳にこだわるのではなく、果敢に“創造的破壊”というメスを入れなければならない。


2012年の韓国の生ごみの量は530万トンだった。食べ物全体の約7分の1が捨てられ、その処理費用だけでも8000億ウォン(約675億円)にのぼり、年間約25兆ウォンの資源が浪費されているという。それでもおかずを無料で出し、これによって発生するゴミを傍観するというのは、資源の浪費であり責務遺棄だ。おかずを料理のようにメニュー化し、望むおかずの種類を料金を支払って食べるようにしなければならない。

これは韓国食文化の大革命になる可能性がある。この場合、まず1人当たり平均7000ウォンという韓国料理を縛る価格競争の鎖が解ける。7000ウォンの食膳はその価格にふさわしいご飯とスープ、そして野菜炒め一つを出し、もし他に食べたいおかずがあれば、料金を支払って購入できるようにすればよい。



【時論】おかずの反乱、韓国を変える(2)

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