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“表面は米国人、中身は韓国人”というキムチマニア(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ワシントン大学歯科大のジョエル・バーグ(Joel Berg )学長がつくった韓国サンチュサムの食べ方についての動画の1シーン。

米国シアトルにあるワシントン大学歯科大のジョエル・バーグ(Joel Berg、56)学長 は自称‘韓国の人”だ。“表面は米国の人だが、中身は韓国の人”ということだ。

彼が最も好きな食べ物はキムチだ。12~15日にソウル三成洞(サムソンドン)のCOEX(コエックス)で開かれた『世界小児歯科学会』参加のために訪韓した彼は、訪韓期間中ずっと1日3食キムチを食べたという。

「ホテルで提供する朝食バイキングには白キムチだけが出てきたのです。コック長に特にお願いして、赤くて辛いキムチをくれと言いました。辛いほどさらにおいしいです」。


記者と会う前日の12日夕方にも学会参加教授40人余りと韓国式レストランに行ったという。「おかずに出てきたキムチをほとんど私が食べて、さらに注文しました」。

バーグ学長はワシントン大“キムチクラブ”の創立メンバーでもある。キムチクラブはワシントン大の韓国人教授や学生たちが集まって2年前に創立された。バーグ学長はこのクラブの唯一の米国人。韓国食堂に集まってランチを食べる集いとしてスタートしたが、将来はシアトル地域の韓国人の老人医療ボランティアや韓国人学生の奨学金支援をする正式団体に発展させる計画だ。

バーグ学長がキムチを初めて食べたのは15年前に偶然参加したシアトルの韓国料理フェスティバルでのことだったという。

「言葉どおり“最初の一口(the first bite)”にほれ込みました。辛くなかったかって? いいえ。まったく。本当においしかったんですよ」。

彼はスンドゥブチゲ・ビビンパ・カルビなど韓国料理の大部分が好きだ。先日はサンチュサムを食べる場面を入れた動画もつくった。本人が直接サンチュの上に肉をのせてその上に合わせ味噌・生ニンニク・玉ネギを順にのせて一口で食べるシーンだ。「動画サイトのYouTube(ユーチューブ)に掲載して韓国サンチュサムの食べ方を人々に知らせるつもり」と話した。

彼が本格的に韓国を知るようになったのは、10年余り前にドイツ歯科医療機器企業ESPEのリサーチ部門長として仕事をしていたころだ。1年に4~5回ほど中国・韓国・台湾・日本・インドネシア・シンガポールなどアジア各国に出張したが、ほかのどんな国よりも韓国文化が魅力的にアプローチしてきたという。

バーグ学長は小児歯科学界の権威だ。昨年は6600人余りの会員を率いる米国小児歯科学会の会長を歴任し、ワシントン大の小児歯科専門クリニック設立を主導した。



“表面は米国人、中身は韓国人”というキムチマニア(2)

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