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中国、北朝鮮・崔竜海には合同訓練を拒否…韓国・鄭承兆は茅台酒で歓待(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
国際社会での孤立を懸念した苦肉の策か。北朝鮮が16日、朝米当局者会談カードを取り出したことをめぐり、韓国政府と与野党からはこうした評価が出てきた。

特に先月、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の特使として中国を訪問した崔竜海(チェ・ヨンヘ)総政治局長が変化した中国の雰囲気を感知し、対話局面で難局を打開しようとする金正恩の“元山構想”で具体化されたという分析が説得力を得ている。

これと関連し、匿名を求めた朝中軍事交流に詳しい関係者は16日、「崔竜海総政治局長が訪中期間、中国に朝中連合軍事訓練を提案したが、中国軍当局者がこれに難色を示したと把握している」と述べた。この関係者は「崔局長の訪中前に議題を調整する過程でも、中国側は否定的な見解を明らかにした」とし「訪中期間に崔局長がさまざまなルートを通じて、朝中友好協力と先代から結んだ両国の親善協力を強化しようという名分を前面に出しながら軍事訓練問題を提起したが、范長龍中央軍事委副主席と房峰輝中国軍総参謀長が応えなかった。事実上、断ったということだ」と説明した。


また崔竜海の一行は当時、中国側が習近平国家主席、范長龍副主席との会談時間を事前に知らせなかったため、帰国航空便の出発を2度も延期して宿舎で待機していたと、韓国政府は把握している。政府当局者は「中国が訪中する北側代表団を歓待していた過去とは全く違う雰囲気が感知された」と伝えた。過去の北朝鮮と中国の“脣歯関係”と比較すると異例の“事件”だ。

一方、63年前に中国軍の韓国戦争(1950-53)参戦で銃口を向け合った韓中の関係は追い風を受けている。実際、今月初め中国を訪問した鄭承兆(チョン・スンジョ)合同参謀本部議長の一行を迎えた中国軍部の態度は、崔竜海特使とは違った。中国は訪問2日目の午前、非公開を条件に鄭承兆議長-范長龍副主席の会談日程を早めに確定した。特に中国側は鄭議長を歓迎する夕食会で、世界3大銘酒とされる茅台酒をいくつか出し、最後には混合酒を作って両国の友情を誇示した。

習近平主席体制に入って夕食会での芸術団公演と酒を自制しているが、韓国側代表団には例外にも飲酒を許可したのだ。茅台酒は1972年にニクソン米大統領と毛沢東中国国家主席の間で実現した国交樹立で、乾杯酒に使われた象徴的な酒だ。



中国、北朝鮮・崔竜海には合同訓練を拒否…韓国・鄭承兆は茅台酒で歓待(2)

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