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<W杯サッカー>イラン戦控えた韓国代表、非公開練習で“徹底保安”

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

W杯(ワールドカップ)韓国サッカー代表の練習風景。

「16日のA代表チーム練習全面非公開。インタビューなし」。大韓サッカー協会がサッカー記者団に送ったショートメッセージだ。

韓国は18日に蔚山(ウルサン)の文殊(ムンス)ワールドカップスタジアムでイランと2014年ワールドカップ・ブラジル大会アジア最終予選最後の第8戦を行う。練習非公開は規定違反ではない。国際サッカー連盟(FIFA)は、「試合前日の練習は最低15分公開しなければならない」という規定だけ定めている。

だが、これまで公開練習を負担と考えていなかったチェ・ガンヒ監督のスタイルを考慮すると異例な決定だ。今回は最初から練習時間と場所すら知らせなかった。


大韓サッカー協会広報チームのイ・ジェチョル代理は、「ブラジル・ワールドカップ出場まで9合目を越えたが油断は禁物だ。イランへの情報流出を最小化するため非公開練習を決めた」と話した。

A組トップを走る韓国はブラジル行きのチケットを獲得する可能性が非常に大きい。韓国はイランに0対3で敗れ、3位のウズベキスタンがカタールを3対0で下しても多くの得点でA組2位で本戦に進出する。しかし最後まで最善を尽くし有終の美をおさめるというのがチェ監督の考えだ。脱落が確定したカタールをウズベキスタンが5対0や6対0で下す場合には予想できない危機を迎えかねない。

このほかにも非公開練習には長所が多い。先発出場選手が外部に知られればチームの士気が落ちることがあるが、非公開練習をするとこれをある程度防げる。また静かなグラウンドで集中力を持って練習できる。セキュリティが重要なセットピース練習も気楽にでき、新しいフォーメーションも負担なくテストできる。チェ監督は守備型ミッドフィールダーのパク・ジョンウ(警告累積)とキム・ナムイル(負傷)の空白を中央守備選手のチャン・ヒョンスで埋めることを考慮中だ。また、クァク・テフィ(負傷)の代わりにキム・ギヒの投入を念頭に置いている。チェ監督は15日の練習場所も外部から見守ることができる文殊ワールドカップスタジアム補助球場から蔚山総合運動場に突然変更した。

一方、イラン代表チームは16日に蔚山・江東(カンドン)球場での練習を韓国取材陣に20分余り公開した後、丁重に撤収を要請した。アンドラニク・テイムリアンは、「イランは2006年のアジアカップの準々決勝で韓国を6対2で破った。だが、過去は過去だ。われわれは未来を準備する」と話した。



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