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安倍首相、フェイスブックでも右傾化世論づくり

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
安倍晋三日本首相がフェイスブックで、「彼に外交は語る資格はない」と元外交官を攻撃した。 インタビューで自分を批判するような内容を話した田中均元外務省アジア大洋州局長をフェイスブックで批判したのだ。

田中氏は12日付の毎日新聞とのインタビューで、安倍首相の「侵略の定義は決まっていない」という発言を取り上げ、「政治家の発言のために日本が右傾化したと思われ出している」と述べた。続いて「こうした発言は韓国・中国に日本を攻撃する口実を与えている」と指摘した。

安倍首相は愛用するフェイスブックですぐに反撃した。 安倍首相はまず「田中氏のインタビューを読むと11年前のことを思い出す」とコメントした。 田中氏は2002年、拉致被害者の帰国交渉に関与した人物だ。 安倍首相は「当時、田中氏は北朝鮮から一時帰国した5人の拉致被害者を北朝鮮に帰そうとし、官房長官だった私は長官職をかけて『日本に残すべきだ』と主張した」とし「結局5人は日本に残った」と伝えた。 安倍首相は「あの時、田中氏の判断が通っていたら5人の被害者や子供たちはいまだに北朝鮮に閉じ込められていた。外交官としては決定的な判断ミス」とし、田中氏を外交官の資格がない人物として烙印を押した。


安倍首相がフェイスブックを“復しゅうのリング”として利用したのは今回が初めてでない。 4月の参議院で民主党の徳永エリ議員は「閣僚の靖国参拝が韓国・中国との関係悪化につながり、拉致問題の解決に悪影響を及ぼさないか、拉致被害者の家族が落胆している」と主張した。 安倍首相はその場で「どなたがそれを言われたか」と徳永議員を攻撃した。 それでも満足しなかったのか、フェイスブックに「民主党は息を吐くように嘘を言う」と批判のコメントを載せた。

また「メキシコのような親日的な国と首脳会談をしてもNHKは報道をしない」とコメントした後、NHKが報道したことを後に知ると、「報道したそうです。 失礼しました」と訂正し、恥をかいたりもした。



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