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<南北会談白紙化>北「党秘書、傀儡政府の長官など相手ではない」主張(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2007年6月1日、当時の李在禎(イ・ジェジョン)統一部長官(左側)と権虎雄(クォン・ホウン)北朝鮮内閣責任参事がソウル弘恩洞(ホンウンドン)グランドヒルトンホテルで開催された第21回南北閣僚級会談後、共同声明文を発表して会場から出てきた。北朝鮮は13日、当時の権虎雄が韓国の長官と級が合う祖平統書記局1副局長だったと主張した。

北朝鮮が13日、南北当局者会談(12~13日、ソウル予定)白紙化と関連して、荒っぽい反応を見せた。韓国側を以前のように「傀儡(かいらい)徒党 」と呼んで、北朝鮮代表団長の姜志英(カン・ジヨン/祖国平和統一委員会書記局長)は長官級に該当し祖国平和統一委員会(以下、祖平統)は公式機関だと主張した。会談が不発に終わった責任を韓国側に転嫁したのだ。しかし北朝鮮側の説明のあちこちにほころびが現れた。韓国政府は直ちに「会談が破局に至った過程を北朝鮮側が歪曲した」と、金炯錫(キム・ヒョンソク)統一部報道官はブリーフィングで反論した。

北朝鮮の朝鮮中央通信によると、祖平統報道官は談話で「祖平統書記局は名実ともに南北関係を主管して統一事業を専門に担当する公式機関」と述べた。また「権能と級に対して韓国統一部と比べるなら、むしろわれわれのほうに言いたいことが多い」と主張した。祖平統を北朝鮮の文献が「社会団体」と規定しているという中央日報の指摘を意識した反応だ。

議論された祖平統幹部の“格”についても言及した。祖平統報道官は「今まで南北相級(長官級の北朝鮮式表現)会談の団長として内閣責任参事の名義を持つ祖平統書記局1副局長を派遣した」と強調した。今回、姜志英(カン・ジヨン)書記局長を団長として派遣しようとしたのは「韓国側当局の体面を立てようとしたもの」とも述べた。実際、2007年7月のソウル第1回会談から7年間開かれた21回の閣僚(長官)級会談に出てきた北朝鮮団長は全今振(チョン・クムジン、別名・全金哲/チョン・クムチョル)、キム・ヨンソン、権虎雄(クォン・ホウン)の3人で、全員内閣責任参事の肩書だった。実のところ彼らは今回問題になった姜志英書記局長より格下の人物であったというのが、北朝鮮側の説明で確認されたのだ。


北朝鮮の対南通人物の場合、祖平統書記局長を務めて10年近く経ってから統一戦線部副部長になる場合が少なくない。韓国政府が次官級と見なす統一戦線部副部長よりも書記局長が下の序列であることを見せた。責任参事は次官級にも及ばないという指摘があったが、今まで金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権は「長官級と見ることができる」として会談に応じてきた。会談成功に執着して彼らを相手にしたのが今回の「“格”論議」の火種になったわけだ。



<南北会談白紙化>北「党秘書、傀儡政府の長官など相手ではない」主張(2)

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