当局者会談(12、13日のソウル)の開催に異常気流が感知されたのはこの日午後1時からだった。南北は板門店(パンムンジョム)中立国監督委事務室での連絡官接触で、首席代表(北側は団長と呼称)を含む各5人の会談代表団名簿を交換した。慣例では、ソウルを訪問する北朝鮮側が先に名簿を送れば、その後に南側が北朝鮮に韓国側の名簿を通知していた。しかし今回は北朝鮮が同時交換を要求し、韓国側が受け入れた。
しかし首席代表の職位をめぐり葛藤が深まった。北朝鮮は韓国側の首席代表が金南植(キム・ナムシク)統一部次官である点を問題視した。北朝鮮はこの日、姜志英(カン・ジヨン)祖国平和統一委員会(祖平統)書記局長を団長として提示した。姜局長を「相級(長官級)」と主張したのだ。そして韓国側に統一部長官の出席を要求した。これに対し韓国側は北朝鮮に「非正常的な慣行で権限と責任を認めがたい人物を長官級と主張している」と対抗した。計6、7回の接触で妥結を図ったが、隔たりは埋まらなかった。午後7時過ぎ、北朝鮮は代表団派遣の保留を明らかにし、責任を南側に転嫁した。
北朝鮮、祖平統局長を長官級として統一部長官を要求(2)
しかし首席代表の職位をめぐり葛藤が深まった。北朝鮮は韓国側の首席代表が金南植(キム・ナムシク)統一部次官である点を問題視した。北朝鮮はこの日、姜志英(カン・ジヨン)祖国平和統一委員会(祖平統)書記局長を団長として提示した。姜局長を「相級(長官級)」と主張したのだ。そして韓国側に統一部長官の出席を要求した。これに対し韓国側は北朝鮮に「非正常的な慣行で権限と責任を認めがたい人物を長官級と主張している」と対抗した。計6、7回の接触で妥結を図ったが、隔たりは埋まらなかった。午後7時過ぎ、北朝鮮は代表団派遣の保留を明らかにし、責任を南側に転嫁した。
北朝鮮、祖平統局長を長官級として統一部長官を要求(2)
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