12日から13日にかけてソウルで開かれる南北当局会談が迫り、朴槿恵(パク・クネ)政権が新たな会談の枠組み作りに乗り出した。表には表わさないが金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時の会談形式から脱皮し、新たな会談スタイルを作るという考えは歴然としている。政府当局者は10日に記者らと会い、「以前の政権の南北対話は頭の中から消してほしい」と求めた。こうした雰囲気は10日に板門店(パンムンジョム)で終えた事前実務接触協議過程と発表文にも表われた。
まず看板が変わった。2000年6月の初めての南北首脳会談後7年間21回にわたり継続してきた閣僚級会談は歴史の中に消えた。代わりに「当局会談」という名前の対話テーブルが用意された。実際には閣僚級会談を当局会談にしようというのは北朝鮮が先に提案した。実務接触で韓国側代表を務めた統一部の千海成(チョン・ヘソン)統一政策室長は、「北朝鮮側は特に背景を説明しなかったが、われわれも変化した環境と新しい時代という側面から妥当と考えたので名称変更に合意した」と話した。会談の名称を変えるのに南北が意気投合したという話だ。千代表は、「今回が事実上第22回閣僚級会談ではないか」という記者の質問に、「別個の南北当局会談になるだろう」と強調した。
韓国側が会談に来る北朝鮮側団長の格について取り上げ、金養建(キム・ヤンゴン)労働党統一戦線部長のソウル訪問を促す異例な事態となった。10日午後には青瓦台(チョンワデ、大統領府)が改めてこれを強調した。北朝鮮が意図的に閣僚級より格が落ちる人物を首席代表に任命してもそのまま受け入れてきた誤った慣行を正すという意味だ。通常3~4日だった会談期間も2日に減らした。不必要な市内観光などを減らし議論に集中する実務的な会談をするという説明だ。
南北会談の新たな枠組み作りの試みには朴槿恵大統領の意中が強く反映されているというのが当局者の話だ。過去と同じように北朝鮮の言いなりになって挑発行為をあいまいにやり過ごす方式の会談はしないという青瓦台の気流が会談場内外に影響を及ぼしているという話だ。朴大統領は9日夜から板門店(パンムンジョム)の実務接触が会談代表構成と議題などをめぐり難航すると、すぐに直接交渉進展状況を取りまとめたという。ソウルから送った訓令を基に北朝鮮側と協議した後に再び追加指示を受ける方式だった。そのため全体会議は2回だけで、首席代表接触は8回も続いた。380分余りのリレー会談だった。
スタイル変わる南北会談「以前の記憶は忘れるように」(2)
まず看板が変わった。2000年6月の初めての南北首脳会談後7年間21回にわたり継続してきた閣僚級会談は歴史の中に消えた。代わりに「当局会談」という名前の対話テーブルが用意された。実際には閣僚級会談を当局会談にしようというのは北朝鮮が先に提案した。実務接触で韓国側代表を務めた統一部の千海成(チョン・ヘソン)統一政策室長は、「北朝鮮側は特に背景を説明しなかったが、われわれも変化した環境と新しい時代という側面から妥当と考えたので名称変更に合意した」と話した。会談の名称を変えるのに南北が意気投合したという話だ。千代表は、「今回が事実上第22回閣僚級会談ではないか」という記者の質問に、「別個の南北当局会談になるだろう」と強調した。
韓国側が会談に来る北朝鮮側団長の格について取り上げ、金養建(キム・ヤンゴン)労働党統一戦線部長のソウル訪問を促す異例な事態となった。10日午後には青瓦台(チョンワデ、大統領府)が改めてこれを強調した。北朝鮮が意図的に閣僚級より格が落ちる人物を首席代表に任命してもそのまま受け入れてきた誤った慣行を正すという意味だ。通常3~4日だった会談期間も2日に減らした。不必要な市内観光などを減らし議論に集中する実務的な会談をするという説明だ。
南北会談の新たな枠組み作りの試みには朴槿恵大統領の意中が強く反映されているというのが当局者の話だ。過去と同じように北朝鮮の言いなりになって挑発行為をあいまいにやり過ごす方式の会談はしないという青瓦台の気流が会談場内外に影響を及ぼしているという話だ。朴大統領は9日夜から板門店(パンムンジョム)の実務接触が会談代表構成と議題などをめぐり難航すると、すぐに直接交渉進展状況を取りまとめたという。ソウルから送った訓令を基に北朝鮮側と協議した後に再び追加指示を受ける方式だった。そのため全体会議は2回だけで、首席代表接触は8回も続いた。380分余りのリレー会談だった。
スタイル変わる南北会談「以前の記憶は忘れるように」(2)
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