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元統一部長官3人にインタビュー「初めての会談では急ぐな」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

朴在圭(パク・ジェギュ)慶南(キョンナム)大学総長、丁世鉉(チョン・セヒョン)円光(ウォングァン)大学総長、金夏中(キム・ハジュン)元長官(写真左から)。

金大中(キム・デジュン)政権当時の統一部長官で、2000年に初めての南北首脳会談を主管した朴在圭(パク・ジェギュ)慶南(キョンナム)大学総長、金大中・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で統一部長官を務めた丁世鉉(チョン・セヒョン)円光(ウォングァン)大学総長、金大中・盧武鉉政権で駐中大使を経て李明博(イ・ミョンバク)政権で統一部長官を務めた金夏中(キム・ハジュン)元長官。2007年から6年ぶりにソウルで開かれる南北閣僚級会談を控え、中央日報は金大中・盧武鉉・李明博政権で統一部長官を務めた3人に緊急インタビューした。

◇「初めての会談では急ぐな」声そろえる

3人の元長官は南北実務接触が実現し閣僚級会談が確定したことに対し安心しながら、「閣僚級会談では非核化要求を強くする必要はない」(朴在圭・丁世鉉)と助言した。南北首脳会談の問題については、「初めての閣僚級会談で急いで提起するよりは、信頼を積みながら推進するのが望ましい」ということで3人の意見が一致した。インタビューは個別に行われたが読者の便宜のため共同問答形式で再構成した。


――電撃的に南北対話が実現した背景は。

「3種類の要因がある。北朝鮮と対話するという朴槿恵(パク・クネ)政権の韓半島信頼プロセスが北朝鮮を説得するのに役立った。米国と中国が北朝鮮に非核化を要求し南北対話を先にするよう注文したことも効果があった。米中首脳会談(7~8日)と韓中首脳会談(6月末)を控え非核化圧力が大きくなり北朝鮮が対話に早く出てきた側面もある。閣僚級会談をうまくやれば対決局面から対話局面へ進むだろう」(朴在圭)

北朝鮮は韓米軍事訓練と首脳会談が終わるとすぐに崔竜海(チェ・ヨンヘ)特使を中国に送り情勢を変えようと試みた。われわれが原則を守り北朝鮮が頭を下げてきたという主張は我田引水だ。南北会談の形を取って米国が米朝対話に出てきやすくした側面がある。カギは南北対話後に米国が米朝対話にどれだけ積極的に出るかにかかっている。北朝鮮は南北対話を米朝対話に進む踏み石にしようとするだろう」(丁世鉉)

――対話に応じたのは北朝鮮の局面転換用なのか。

「米中首脳会談直前にされたことを見ると、北朝鮮が受けてきた圧力を引き下げようとする意図があるとみられる。表面に現れた現象だけで楽観するのは早い」(金夏中)



元統一部長官3人にインタビュー「初めての会談では急ぐな」(2)

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