上海フォーラムに演説者として出席したロバート・ゼーリック元世界銀行総裁。
「経済・安保分野で占めるアジア・太平洋の重要性を考慮すれば、アジア回帰は理に適うものだが、この表現には誇張がある。バランスを取る(balancing)という表現が適切だ。米国は中東を離れない。中東を離れてアジアに行くのではない。米国が中国に伝えようとするメッセージは、過去60年間に米国が韓国・日本・台湾・フィリピンと結んだ安保関係がこの地域の安定に重要だということだ。また影響力が増大した中国がこの地域の隣国に不安を抱かせてはならないということだ」
「米国のアジア回帰は誇張…バランシングが適切」(2)
この記事を読んで…