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医療格差・環境汚染など社会問題解決にもICT活用=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
近頃、韓国では病院と患者の“ミスマッチング”が深刻だ。患者が大型病院だけに集まり中小の病院は運営に困難を強いられている。その一方、さびしく離れた島や山間部に住む人、体を動かすのが不便な高齢者や障害者らは家の近所に病院がなく、体がつらくてもしっかりした治療を受けることができない。

韓国政府はこうした問題を解消するために“スマート医療ネットワーク”の構築に乗り出す。患者と医師を先端ネットワークで結んで、患者が病院に行かずとも診療を受けられるようにするというものだ。街の病院と大型病院も医療インフラや診療情報などを共有することができる。このようなシステムができれば“病院の経営困難”と“医療疎外”の2種類の問題を同時に解決できるというのが政府の計算だ。

未来創造科学部は5日、創造経済を実現する方案として“Cコリアプロジェクト”を提示した。中央日報が入手したこの報告書によればCは▲科学技術と情報通信技術(ICT)の収れん(Convergence)▲技術と人文・社会の連結(Connection)▲政府と民間の協業(Collaboration)▲社会システムの転換(conversion)▲新しいパラダイムの創造(Creation)を意味する。


現代経済研究院によれば、韓国の創造経済の力量は経済協力開発機構(OECD)の中で20位圏に過ぎない。分野別では社会的資本は21位、人的資本は22位、文化資本は29位だ。だが情報通信技術(ICT)の力量は圧倒的に1位だ。このように競争力があるICTを活用して医療だけでなく高齢化・環境汚染など多様な社会構造的な問題を解決していこうという腹案だ。創造経済を単純に成長の道具ではなく私たちの社会の効率性を高めるテコにするという意味だ。創造経済の力量も自然に強化される。



医療格差・環境汚染など社会問題解決にもICT活用=韓国(2)

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