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「株価が下がったからとアベノミクス失敗というのは性急」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

安倍首相の経済諮問役である浜田氏は27日のインタビューで、「日本経済の雰囲気が変わっている」と自信を見せた。

わかったようでわからないのが経済といっていたか。急騰した株価がバブルなのか違うのか、下がる株価が終わりのわからない墜落なのか単純調整なのか、少し良くなったという景気が本当なのか虚像なのか…。アベノミクスに踊る日本経済がまさにそうだ。

お金をたくさん放出し、財政をつぎ込んでデフレを終わらせるというアベノミクス。その設計者であり首唱者である浜田宏一米イェール大学名誉教授は、デフレを金で解決することができるとみている。27日に東京で本紙インタビューに応じた彼は、最近の証券市場不安に対し「調整にすぎない」とし、「株価が本当にさらに落ちるとみるならすぐに空売りに乗り出す自信があるか」と反問した。また、円安に対する韓国の批判を「注意している」としつつも、「変動為替相場制では自分の国のことは自分でやれば良い」とした。

◇さらに下がるとみるなら空売りせよ


――お金を刷ればデフレから抜け出せるか。

「デフレは貨幣現象だ。中央銀行がお金を放出し解決することができる。毎年2~3%の緩やかなインフレを誘導し着実な成長軌道に進入するのが目標だ」。これは通貨主義経済学者フリードマンの見解と同じだ。ただしアベノミクスはフリードマン理論とは異質なケインズ主義(財政を通じた政府介入)を並行している。

――フリードマンとケインズの処方をどのように一緒に使えるか。

「最も効果的なことはお金を放出する金融政策だ。財政は後から背中を押す程度の手段とみれば良い」

――アベノミクス半年を評価するならば。

「予想よりもとてもよく推進されてきた。大規模金融緩和を政治リーダーが受け入れたことが幸いだ。数日間で株価がちょっと下がったが、方向性で見るならば経済は非常に良くなった。各分野で景気回復の芽が出ている。アルバイトの時給も上がり、生産と消費も良くなった。いつも死にそうだと言っていたタクシー運転手も少し良くなったと話す。雰囲気が変わっているということが重要だ」

――証券市場が不安になりアベノミクスに対する疑問が大きくなっている。

「ぐいぐいと上がっていた株価がしばし調整を受けたくらいで…。過敏反応だ。この程度でアベノミクス終焉をうんぬんする人たちはいますぐにでも株式を空売りすればいいのではないか。安倍政権が発足してから株価がどれだけ上がったか。ここで10%ほど下がったのがそれほど大きなことなのか。重要なことは資産価値上昇が所得と消費の増加につながるという点だ」

空売りとは今後の株価下落を予想し、実際には持ってない株式をあらかじめ売り払い、後で安値で現物を買い入れ差益を得る方法だ。株価が暴落するほど利益は大きくなる。浜田氏は国債暴落のシナリオに対しても「それなら空売りしなさい」と応酬した。



「株価が下がったからとアベノミクス失敗というのは性急」(2)

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