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親日論議の白麟済家屋、ソウル市長公館の移転とりやめ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ソウル嘉会洞(カフェドン)の白麟済家屋。(写真=中央フォト)

ソウル市が昨年11月から推進していた市長公館の移転計画を事実上白紙化した。ソウル市の関係者は23日「白麟済(ペクインジェ)家屋への公館移転はなかったことになった」として「来年の地方選挙以降、ほかの場所を対象に公館移転事業を再推進する方針」と話した。

ソウル市は当初、現在の恵化洞(ヘファドン)にある市長公館を3月までに鍾路区(チョンノグ)嘉会洞(カフェドン)の白麟済家屋に移す予定だった。現公館が漢陽(ハンヤン)都城区間の付近にあり、ユネスコ文化遺産登録に向けて障害になるためだった。だが白麟済家屋は親日派・李完用(イ・ワンヨン)の外孫にあたる韓相龍(ハン・サンリョン)が建てた上、文化財を公館として使うという問題など各種の論議が大きくなっていた。1913年に建てられた白麟済家屋はソウル市民俗資料22号だ。ソウル市関係者は「朝鮮時代末に建てられたが保存状態が良く公館として適当だとみていたが、問題が多くあきらめた」と話した。

市は漢陽都城のユネスコ世界文化遺産登録を推進しており、今年中に恵化洞の公館を空けて臨時公館を用意しなければならないが、まだ適当な場所を探せていなかった。市関係者は「臨時の居住地を用意する方案も考慮中」と話した。

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