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金正恩の特使・崔竜海とは? “金正日と呼兄呼弟” 崔賢の息子

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の特使として22日に中国を訪問した崔竜海(チェ・ヨンヘ)総政治局長(63)は軍序列2位。軍の行政業務を担当する人民武力部長(韓国国防長官に該当)や作戦を指揮する総参謀長(韓国の合同参謀本部議長に該当)より級が一つ高いというのが定説だ。

昨年末に軍主要指揮官の階級が下がった後、崔竜海は唯一2月にまた進級し、元帥の金正恩に次ぐ次帥(大きな星一つ)階級章を付けている。叔母の金敬姫(キム・ギョンヒ)党秘書、その夫の張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長のように親戚ではないが、金正恩の後見人グループに入る。

崔竜海は97年に社労青(現金日成社会主義青年同盟)不正事件にかかわって粛清され、00年代初め党総務部副部長として復権した。07年の南北首脳会談当時は、黄海北道党責任書記として休戦ラインで盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領を出迎えた。当時、金正日(キム・ジョンイル)総書記が「代わりに行って格別にもてなしてほしい」という指示を出したという。それほど北朝鮮最高指導部と格別な関係を維持してきた人物だ。


崔竜海は北朝鮮民族保衛相(人民武力部長)を務めた崔賢(チェ・ヒョン)の息子だ。崔賢は金日成(キム・イルソン)とともに日帝時代に普天堡戦闘(1926年)に参加し、パルチザン活動を一緒にした革命第1世代。こうした先代の縁から、崔竜海は幼い頃から金正日と兄弟のように過ごしてきたという。各種不正で権力の浮沈を経験しながらも、ロイヤルファミリー級の権力と見なされるのには、こうした背景のためだ。

◇金格植は総参謀長に

北朝鮮官営朝鮮中央通信はこの日、「金格植(キム・ギョクシク)総参謀長が空港で特使団を見送った」と報道し、金格植前人民武力部長が北朝鮮軍のすべての作戦を指揮する総参謀長に任命されたことが確認された。金格植は韓国哨戒艦「天安」爆沈事件と延坪島(ヨンピョンド)砲撃戦を率いた強硬派で、最近、人民武力部長から解任された。



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