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元米国務副長官「核か体制崩壊か…北が選択するよう制裁を」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮核問題の「平和的解決策は可能か」と「北東アジアの進路展望」をテーマにした中央日報-米戦略国際問題研究所(CSIS)フォーラム2013の第2、3セッションで、討論者は米国の「アジア回帰」政策後の米中覇権競争と韓半島問題という複雑な方程式の解決法をめぐり論争を繰り広げた。

第2セッションの司会を務めた金永熙(キム・ヨンヒ)中央日報論説委員は「北朝鮮問題が同心円の最も内側の円なら、米中競争は外側を囲む円」と例えた。金論説委員は「北朝鮮問題と米中間の競争は密接に関係しているのではないか」と述べた。

これに対しリチャード・アーミテージ元米国務副長官は「在韓米軍がある限り、北朝鮮は相変わらず中国に緩衝地の役割を提供するだろうが、中国も(北朝鮮の挑発に)当惑している」と分析した。


以下は出席者の発言要約。

リチャード・アーミテージ元国務副長官=北朝鮮が外部の敵を強調しながら神政体制を維持しようとする状況で、対話は難しい。米国は北朝鮮に繰り返しだまされてきたという考えに疲弊している。信頼を構築しなければならないが、過去の経験からみて、対北朝鮮支援で得たものはない。韓国は信頼プロセスの誠意を見せると同時に、北朝鮮にはっきりと選択させなければならない。核兵器を放棄して望むものを得るか、体制を放棄するかだ。金融制裁など北朝鮮に合わせた制裁が必要だ。信頼プロセスの長所は、金正恩が出てくれば対話の窓は開かれているという点だ。安倍首相の執権後、日本経済が回復し、国民の自信が高まるのはよいが、最近の歴史問題などで見せている日本の行動は容認しがたい。

◆MDで遮断できるなら北核は無用の長物に

金泰栄(キム・テヨン)元国防長官=北朝鮮との戦略的関係維持より、韓国や“統一した韓国”と関係を維持することが経済成長などに役立つという点を、中国に納得させることが重要だ。韓国政府は北朝鮮問題を単に外交的な努力で解こうとする。クラウゼヴィッツは「外交と軍事はコインの裏表」と言った。外交的な修辞の後ろには軍事的な後押しがなければならない。北朝鮮が核・ミサイルを韓国に発射する時、ミサイル防衛(MD)システムを通じて核を遮断できれば、北朝鮮の核兵器も無用の長物となる。北朝鮮が挑発で得られるものはないと判断する時、信頼プロセスに導けるだろう。

ジョン ハムリ米戦略国際問題研究所(CSIS)所長=米国の運命は韓国の安保と不可分の関係にある。両国は利害関係が一致する。持続可能な多者主義体制を考えれば中国も排除できない。ただ、中国は北東アジアの平和的環境に障害となりうる。北朝鮮を除いた韓日中など北東アジアはすべて平和を望む。

(北朝鮮の変化がない限り)結局、滅びるのは北朝鮮であり、北朝鮮が自ら崩壊するのが理想的だ。



元米国務副長官「核か体制崩壊か…北が選択するよう制裁を」(2)

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