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銃傷の米議員救った韓国人医師「死んだ人を生き返らせる医術」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
--重篤な患者は直接同意を受けられないから、あらかじめもらっておくのか。

「そうだ。すべての地域住民から事前同意を得るしかない。この頃は同意を求めるプロモーションが主な業務になっているほどだ。それだけ重要な研究だ。臨床が始まれば米国の“ディスカバリー・チャンネル”でもシリーズで放送されるようだ」。

リー博士は16日に出国する。近い将来、韓米両国で自身の経験を盛り込んだ本も出版する計画だ。彼は自身の提言が韓国の重症外傷システムを改善するのに少しでも役に立ったら良いと話した。


--韓国の重症外傷システムはどうなのか。

「米国とは比較にならない。実際、米国も1970年代につくったし、ドイツ、オランダなど欧州の一部国家でもしっかりしている。日本も研究を少し行っているところだ。韓国はようやく開始段階にある。既存病院をうまく活用すれば良い。病院をたらい回しされて死なないようにシステムを構築するのが核心だ。2200万人が暮らしているソウル近郊には重症外傷センターが最低10カ所はなければならない。近い将来ソウルに5カ所、釜山(プサン)に1カ所をつくるということだが、それだけでも大きな発展だ。2012年、世界保健機構(WHO)は人間の死亡原因の1位が重症外傷だと発表した。毎年10万人が銃によって負傷する米国では、48歳以下の死亡原因の1位が重症外傷だ。交通事故、自殺、銃傷のようなものだ。ほかの病気と比較すればまだ研究がとても不足している。ずっと研究していって生存率を高めなければならない」。

彼の父親は医師であった。父親のあとをついで医師になることが彼は嫌だったという。それで工科大学に行った。そうするうちに軍医官養成学校に入り海軍で働いて人を生かすという魅力にはまり医師の道をずっと歩いてきた。

「医師のうちでも外科医師は本当にやりたくなかった。ところが人々を生かし、また彼らのために仕事ができるというやりがいを取り払うことができなかった。 結局、外科医師になった。今は手術も研究もおもしろくて良い。私が生まれた韓国にも寄与できる方法をずっと探し求めていきたい」。

ピーター・リー博士のインタビューは今週末、JTBCニュースでも放映される予定だ。



銃傷の米議員救った韓国人医師「死んだ人を生き返らせる医術」(1)

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