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<尹昶重セクハラ疑惑>青瓦台と尹前報道官の真実攻防に(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
尹昶重(ユン・チャンジュン)前青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官が11日、記者会見を開き、セクハラ疑惑について釈明した。しかし疑惑はむしろ増幅した。セクハラだけでなく、尹前報道官がワシントンから急きょ帰国したのが自分の判断による逃避か、それとも青瓦台の指示かをめぐり論争が起き、青瓦台と尹前報道官の真実攻防に向かっている。青瓦台訪米随行団と民政首席室、女性インターンの供述に基づく警察報告書、尹前報道官の会見発言を総合し、疑惑と争点を整理した。

◇中途帰国、飛行機チケットは誰が予約?=訪米随行団に含まれていた青瓦台行政官によると、随行団がワシントンで事件を把握した時間は8日午前7時ごろ(現地時間)。朴槿恵(パク・クネ)大統領の米議会演説を控えた時だ。李南基(イ・ナムギ)広報首席は「車を待ちながら尹昶重報道官を呼んで事実かと尋ねた。時間がないので緊急にチョン・グァンサム局長と相談して決めてほしいと話した」と明らかにした。

しかし尹前報道官は11日の記者会見で、「李南基広報首席が『早くワシントンを離れて韓国に帰らなければいけない』と話した」と述べ、李首席が帰国を勧めたと主張した。さらに「李首席が『飛行機を予約しておいたので荷物を取って出て行きなさい』と話した」と付け加えた。


一方、李首席は尹前報道官の記者会見後のブリーフィングで、「そのように話したことはない。『行政官と相談して決めてほしい』と話した」とし「私は(チケットを)予約したことはない」と述べた。

チョン・グァンサム行政官は「確認してみると、チケットの予約時間は午前6時52分」とし「私たちが事件を知ったのは7時以降なのに、どのように(その時間に)予約できるのか」と否認した。続いて「現地で調査を受ける方法があり、韓国に帰国してからの調査も可能なので選択するよう話しただけ」と話した。

尹前報道官が8日午後1時35分(現地時間)、ダラス国際空港から仁川(インチョン)空港行きKE094便のビジネスクラスで「一人で帰国」する過程で▽誰がいつ飛行機チケットを予約したか▽団体で保管していた旅券(パスポート)を誰の指示で尹前報道官に渡したか--は今後の調査で確認されなければならない。

結果が出れば、尹前報道官が警察が動く状況を感知して帰国する準備をしたのか、青瓦台が当初の状況把握を数時間後に操作したかが明らかになる見込みだ。



<尹昶重セクハラ疑惑>青瓦台と尹前報道官の真実攻防に(2)

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