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<尹昶重セクハラ疑惑>最初の申告者はインターンのルームメート…なぜ突然辞職?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
尹昶重(ユン・チャンジュン)前青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官のセクハラ疑惑事件を米ワシントン警察に最初に申告した人は、被害者のインターン職員の友人ではなく、ホテルの部屋を一緒に使用していたワシントン韓国文化院所属の行政職員であることが明らかになった。この職員は事件が膨らむと突然辞職した。韓国文化院から辞職の圧力を受けたかどうかは確認されていない。韓国文化院は駐米韓国大使の指示を受け、大統領の訪米行事を支援してきた。

青瓦台が作成した事件調査報告書によると、8日未明(現地時間)、尹前報道官の呼び出しを受けてホテルの部屋に行ったインターン職員は下着姿の尹前報道官から性的侮辱を受けた。インターン職員は驚いて尹前報道官の部屋を飛び出し、この事実をルームメートの韓国文化院所属行政職員に伝えた。前日夜ホワイトハウス付近のWホテルのバーでセクハラを受けたことも語った。すると、怒りを感じた行政職員がワシントン警察に電話をかけて申告し、出動した警察がインターン職員から被害者供述を受けたという。

匿名を求めた政府関係者は「インターン職員はセクハラを受けた後、警察に申告する考えは頭になかったと聞いた」とし「しかし部屋を一緒に使用していた女性職員が『こういうことはそのまま済ませてはいけない』と言って警察に申告をした」と話した。この関係者は「この女性職員は文化院側が現地で雇用し、正式職員として勤務してきたが、今回の事件の波紋が広がったことで辞表を出したと聞いている」と述べた。


ワシントン警察の最初の事件申告書には、セクハラを受けた時間は1回目が「7日午後(現地時間)9時30分ー10時」となっている半面、場所はホテルのバーでなく2回目のセクハラがあった「ホテルルーム」と誤って記載されたのは、最初の申告者が被害者のインターンでないのが理由のようだと、政府関係者は説明した。

この関係者は「インターン職員が耐えられない羞恥心を感じたのは、夜中に呼び出しを受けてホテルの部屋に行った時の尹前報道官の姿だったという」とし「セクハラの事実に関する尹前報道官の釈明はほとんど嘘」と話した。

尹前報道官は11日の記者会見で、インターンをホテルの部屋に呼んだことはないと述べ、誰かがノックをしたのでドアを開けたところインターンだったと主張した。

一方、セクハラ疑惑に関する尹前報道官の記者会見に対し、米国同胞社会は怒りを表している。メリーランドに住むある海外同胞(57)は「歴代大統領が米国を訪問して首脳会談をしたが、一度もこういうことはなかった」とし「少なくとも青瓦台報道官だったなら、謝罪して自粛する姿を見せるべき」と述べた。

特に今回の事件を暴露した米国韓人女性オンラインコミュニティーの「トークラウンジ(一種の掲示板)」には、尹前報道官の釈明会見後、300件ほどのコメントが書き込まれている。ほとんどが尹前報道官を批判する内容だ。ある会員は「報道官に任命される当時に反対された理由が分かった」とし「記者会見をする場に立つほど自信があるのなら、また米国に来て調査を受ければよい」と主張した。

尹前報道官がインターン職員を「ガイド」と表現したことに対する批判の声も多かった。ある会員は「米国ではインターンも正式職員に劣らず勤務経歴に含めるなど待遇を受ける」とし「尹前報道官が公式名称のインターンを使わず、あえてガイドという表現を使ったのは、意図的に身分を低めて自分のセクハラ容疑を隠そうという意図がある」とコメントした。

尹前報道官の記者会見、李南基(イ・ナムギ)青瓦台広報首席の辞意表明など事件の波紋が広がる中、韓米間の外交に影響を及ぼすのではという懸念も強まっている。米国務省側は今回の事件に関する質問に対し、「国務省が意見を明らかにすることはない」とし「韓国政府やワシントン警察当局が答える問題」と述べた。

ワシントンの韓国大使館の職員は普段とは違い、記者の電話も受けず極度に慎重な姿を見せている。政府部処から遣出されている駐在員は「大使館全体にセクハラ疑惑事件について緘口令が出ている」と伝えた。韓国文化院は職員が事務室を出入りする度に暗証番号がある開閉装置を稼働するなど出入り統制もしている。



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