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北朝鮮、訪米中の朴大統領の発言を猛非難

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮が朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領の訪米中の発言に関し、「共和国(北朝鮮)にかみつく妄言をつべこべほざいた」と非難した。訪米に対する北朝鮮の最初の反応だ。

労働党の対南宣伝機構である祖国平和統一委員会の報道官は10日、「南朝鮮現当局者が最初の海外訪問で米国を行脚し、首脳会談、共同記者会見、国会演説とやらをしながらひと暴れした」とし「われわれの並進路線に因縁をつけながら不可能な目標などと冒とくしたほか、何度も変化を云々しながら傲慢無礼な妄言もはばからなかった」と指摘した。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が3月末に提示した「経済建設と核武装の並進」政策に対する朴大統領の批判に反発したのだ。

オバマ大統領が支持を表した「韓半島信頼プロセス」については、「李明博(イ・ミョンバク)逆徒の非核・開放3000を包装だけ変えて出した対決政策」と非難した。北朝鮮は韓米関係を主従関係と規定し、「主人と走狗が遊びまくる姿はおぞましいことこの上ない」と述べた。朴大統領に対しては「毒気を帯びた妄言」「おぞましい姿」などの表現を使った。特に「悲劇的な末路となった祖先(故朴正煕元大統領)の教訓を忘れずによく考えるべき」という極言もした。


これに対し金炯錫(キム・ヒョンソク)統一部報道官は記者会見で、「北は対南誹ぼうを中断して正しい選択をするべき」と述べた。政府内外では、一国の元首に口にできないような暴言を吐く北朝鮮が金正恩の“最高尊厳”を云々する資格があるのかという指摘が出ている。

朴大統領の訪米結果に北朝鮮が激しい“言葉爆弾”を浴びせたことに対し、専門家の間では「核・ミサイル挑発と開城(ケソン)工業団地、北勤労者の一方的撤収後、出口戦略を用意できず内部でもめている北が、暴言と威嚇で緊張をつくろうという意図がある」という分析が出ている。



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