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【社説】韓銀、「独立」と「孤立」は全く違う問題

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国銀行金融通貨委員会が昨日、基準金利を0.25%ポイント引き下げた。金仲秀(キム・ジュンス)韓銀総裁は「(追加予算の通過で)景気回復努力に中央銀行が参加するのが望ましい」と明らかにした。基準金利引き下げは今年に入って消費者物価上昇率が1%台序盤に低くなって、物価負担が減った代わりに景気回復動向が予想より微弱だという判断が作用したとみられる。最近のヨーロッパ中央銀行(ECB)に続きインド・オーストラリア中央銀行が政策金利を下げて、日本の円安に対応する側面も根底にあると思われる。主要先進国が量的緩和を持続するところに金融統委が単独で我を張る名分がふさわしくなかった。

奇襲的な金利引き下げで韓銀はまた信頼喪失を自ら招いた。金仲秀総裁は今月3日、「昨年0.5%ポイント金利引き下げもとても大きいのだ。 韓国が基軸通貨を使う米国・日本でもないのにどこまで進むというのか」として金利凍結を強く示唆したことがある。これに対し政界は韓銀に向かって「雨蛙」「なまけもの」という低俗な表現を動員して執拗に金利引き下げを注文した。結局、韓銀は一週間も経たないうちに自ら手の平をひっくり返して外部圧力に屈服した格好に映ることになった。今回の金利引き下げが6対1で通過しながら金融統委内部で「船上の反乱」が起きたのではないかという雑音までふくらんでいる。

今まで韓銀は市場の流れと他のことで対応する場合が少なくなかった。韓銀は「独立」を主張したが、結果的に市場との「孤立」を自ら招くことが常だった。中央銀行がまともに役割を果たすには市場の信頼を基にリーダーシップを発揮することが重要だ。先進国中央銀行は1年後の金融政策方向まで予告して市場心理を望む側に導いていきつつある。幅広い共感を形成して予測可能な政策を咲かせてこそ、経済主導者も信じてついてくる。そのような意味で韓銀がどこへ跳ねるのか、検討をつけるのが難しいという市場の愚痴は韓銀の危機を予告する警報音と変わらない。中央銀行の独立性と市場からの孤立は全く違う問題だ。韓銀は独立と孤立から区別することができなければならない。






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