俳優のカン・ジファン。
「放送局や制作陣の中でもその件については悩みは多かったと思う。制作側で主演俳優のキャスティングを間違えれば、かなりの放送事故につながる可能性のある状況だった。事実確認から法的な事項まですべて検討したのではないかと思う。これまで演技に対しては常に真摯な態度で一生懸命臨んできた。作品によっては視聴率が低調だったときもあるが、だからといっておろそかにしたことは一度もない。制作陣はそういう点を高く買ってくれたようだ」
--女優ファン・ジョンウムとの相性はどうだったか。
「3年前にオムニバス形式のテレビシネマ『私の目に豆の殻』で共演したことがある。当時はほやほやの新人だったジョンウムさんが数年のうちにすっかり女優に成長していた。不細工な扮装に対する負担もあったはずなのに、全く気にしていない様子だった。愉快な性格で、現場の雰囲気を面白く盛り上げてくれた」
--『快刀ホン・ギルドン』と『チャ刑事』で共演した女優ソン・ユリが後続ドラマで熱演している。
「今では誰もソン・ユリのことを歌手とは思わないだろう。特に自分にとってはFin.K.L(フィンクル)のメンバーではない、“女優”ソン・ユリだけが記憶に残っている。現在『出生の秘密』の視聴率が思うように伸びなくて心苦しい。放送序盤はライバルが強く、しばらく低調なままいくかもしれない。しかし本人の姿を自然に見せれば、必ず良い成果が出てくると思う」
--前所属事務所との訴訟の進行状況は。
「名誉棄損告発の件はまだ進行中だ。前所属事務所ではなく、前所属事務所の代表を相手取って調査をしているところだ。実をいうと、こういう事件の当事者になって初めて一言一言に対して控え目になった。判決を待っていればいい部分だと思う」
--芸能界に良くないウワサが流れた。
「そのせいでとても辛かった。昨年、ある日ふと中傷コメントが確認できないところに行かなければと思い立った。とにかく荷物をまとめて深い山奥に入って行った。そこでも知りたい欲求に打ち勝つことができず、インターネットにアクセスしてしまった。人っ子一人いない山奥でもすぐにネットにつながった。結局、山の中でも自分の記事につけられたコメントを見ることになってしまった。今さらのように韓国がIT強国であることを実感した(笑)」
--結婚はいつごろの予定か。
「結婚願望はとても強い。理想のタイプは韓国料理が得意な女性だ。作品も終わったので、オープンな気持ちで一生懸命探そうと思う」
俳優カン・ジファン「理想のタイプは韓国料理が上手な女性」(1)
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