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【時論】韓国銀行、金利を最大限下げるべき(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
30年以上中央銀行に勤めた後、学校で学生たちを教えながら最も困惑している部分が中央銀行の役割に関することだ。これは金融危機以後に主要先進国の中央銀行が動員している量的緩和など非伝統的政策手段になじみが薄いという点だけでなく、教科書が物価不安や金融不安など2つの極端な状況で中央銀行の役割に焦点を置いているためだ。中央銀行の伝統的役割は物価上昇が経済不安要因として作用しないよう通貨緊縮を通じ通貨の対内および対外価値を安定させることだ。また、中央銀行は金融危機が発生した時に最後の貸し手の役割を遂行するが、米連邦準備制度が最後の貸し手役だけでなく最初で唯一の貸し手役まで担当し、市場では到底売れない不良資産を果敢に買い入れて危機を早期に収拾したのが代表的だ。しかし2つの極端の中間である危機後に展開される経済環境は前代未聞の状況なため中央銀行の役割は教科書で検索不可能にならざるをえない。

それなら危機後に主要中央銀行の役割はどのように変わっているか? 米連邦準備制度は現在失業率が6.5%以下に下がるまで毎月400億ドルまでモーゲージ担保証券の買い入れを継続するという果敢な量的緩和を、日本銀行もデフレ打開のため2%の物価上昇率目標が達成されるまで毎月国民所得の1%規模の資産を買い入れる米連邦準備制度よりはるかに強力な量的緩和を遂行している。さらに危機後に主要中央銀行は自国通貨の対外価値下落を防止する伝統的な役割から暗黙的に対外価値を下落させようとする役割に切り替えている。日本の新通貨政策の核心はインフレ誘発、実質金利と円の下落、輸出増大、投資増大を通じた景気浮揚にある。もちろんこのような非伝統的手段の効果に対し理論や経験で検証されておらず危険を伴うが果敢に遂行するのは現状況で最善の方法摸索より最悪の状況を避けることが重要という切迫感が反映されたものだ。



【時論】韓国銀行、金利を最大限下げるべき(2)

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