ちょうど韓半島を含む北東アジア情勢は今、極度の不安定性を露呈している。体制の矛盾と危機を克服するために北朝鮮は核とミサイルで周辺国を脅かし、緊張を高めている。核兵器で韓国を脅迫し、米国に圧力を加える“人質戦略”を露骨化している。南北関係が冷え込み、交流と協力の最後の象徴である開城(ケソン)工業団地までが閉鎖の危機に直面している。
日本は日本で軍国主義的侵略の歴史を否認し、平和憲法の改正と再武装に拍車を加えている。安倍晋三内閣の国粋主義的な動きが加速する場合、日本は北東アジアの平和と安定の最大脅威要因になる公算が大きい。世界2位の経済大国に浮上した中国は、それにふさわしい軍事力の増強を通じて、東アジアにおける米国の主導権を脅かしている。尖閣諸島(中国名・釣魚島)領有権をめぐる日中葛藤は軍事的衝突に飛び火するおそれもある。中国の浮上に対抗して「アジア回帰」を宣言した米国は、領域内の同盟国との結束で対中牽制を強化している。偶発事故や瞬間的な判断が北東アジアの地殻変動を起こしかねない危険な局面だ。
日本は日本で軍国主義的侵略の歴史を否認し、平和憲法の改正と再武装に拍車を加えている。安倍晋三内閣の国粋主義的な動きが加速する場合、日本は北東アジアの平和と安定の最大脅威要因になる公算が大きい。世界2位の経済大国に浮上した中国は、それにふさわしい軍事力の増強を通じて、東アジアにおける米国の主導権を脅かしている。尖閣諸島(中国名・釣魚島)領有権をめぐる日中葛藤は軍事的衝突に飛び火するおそれもある。中国の浮上に対抗して「アジア回帰」を宣言した米国は、領域内の同盟国との結束で対中牽制を強化している。偶発事故や瞬間的な判断が北東アジアの地殻変動を起こしかねない危険な局面だ。
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