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伝説の皇龍寺大鐘?・・・壬辰倭乱の時に倭軍が盗んだ感恩寺大鐘の可能性も(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ユ・ホンジュン(64)明智大学教授は『私の文化遺産踏査記』で大鐘の話を言及した。1235年慶州の皇龍寺九重塔を燃やしたモンゴル軍が皇龍寺大鐘を元国に持っていく計画を立てた。大鐘はエミレの鐘より重さが5倍以上ほど大きかった。この作戦は海路でなければ運搬が不可能で、大鐘をイカダにのせて川に出し、海路で運ぶ方法を使った。しかし海の近くに着いた時、水中に落ちてしまった。大鐘は水の流れにのせられて東海のどこかに沈み、以来この河川を大鐘川と呼ぶようになったということだ。だが、慶州市のイ・チェギョン(52)学芸研究家は「興味深い水没事情は伝えられてきた話しかない」と一線を引いた。

また、もう一つは感恩寺大鐘だ。感恩寺は慶州市陽北面(ヤンブクミョン)にあった寺で現在、寺跡地には塔と礎だけ残っている。壬辰倭乱の時に倭軍が大鐘を盗んで漁船にのせて日本へ運ぼうとしたが激しい波で船が沈没して甘浦近海に水没したということだ。2つの話を基に1980年代には文化財管理局が、97年には海軍がそれぞれ文武王陵周辺の海底を探査したが、大鐘をみつけることに失敗した。

今回、3度目の探査もまだ五里霧中だ。海洋文化財研究所は先月中旬から届け出たキムさんが指定した周辺1キロメートル四方の海域を順に専門潜水部4人が交替して調査している。サイドスキャナソナーという装備で海底撮影も併行している。 ムン・ファンソク(52)水中発掘課長は「今は19トン級探査船が動員されているが、遺物の存在が確認されれば290トン級発掘専用船を投じる計画」と話した。


問題は発掘海域の海中地形が2~3メートルの高さの石柱が散在したうえに海底視野が1メートルもなく、隅々まで捜索をするのに時間がかなりかかるという点だ。探査船シーミューズ号に乗った研究所のホン・グァンヒ主務官は「最近は海上気象まで悪く、長期間探査は避けられない」として「みつからない可能性も排除することはできない」と話した。



伝説の皇龍寺大鐘?・・・壬辰倭乱の時に倭軍が盗んだ感恩寺大鐘の可能性も(1)

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