今年に入りLG電子ががんばっている。LG電子は29日、「曲面有機発光ダイオード(OLED)テレビ」を世界で初めて発売すると発表した。55インチOLEDテレビの世界初めての商用化に成功し、四半期基準で初のスマートフォン販売1000万台突破、世界のスマートフォン市場で初めてシェア3位達成に続く朗報だ。
LG電子はこの日から全国の百貨店、マート、LGベストショップなど1400余りの販売店で55インチ曲面型OLEDテレビの予約販売を始めた。販売価格は1台当たり1500万ウォン。受付順に6月から配送を始める。OLEDは電流が流れると自ら光を出す蛍光性有機化合物で、液晶に代わる「夢のディスプレー」と呼ばれる。応答速度が100万分の1秒で液晶より1000倍以上速く、画面に残像が残らない。バックライトが必要なく電力効率が良い上、厚さ1ミリ以下の超薄型で製作でき、曲げたりたたんだりできるディスプレーも実現できる。LGが今回出した曲面テレビはアイマックスシアターのように画面中央がへこむように曲がっている。このため従来の薄型テレビと違い、視聴者の目から画面中心部と側面までの距離が同一で、画面の端が曇るように見える現象がほとんどない。
LGがOLEDテレビで先に量産に成功した原因には2種類が挙げられる。ひとつは昨年9月に具本茂(ク・ボンム)会長が系列会社社長団を集め、「強いLG」を強調したことだ。当時具会長は、「1位でなければ生き残ることはできない」とし、量産が遅れているOLEDテレビなど複数の製品に対し強く叱責した。LG関係者は、「具会長が強調した危機感が末端の社員にまで伝わり組織体質が変わったため」と話した。もうひとつはLGが「RGB方式」と異なり、大型パネル量産に有利な「WRGB方式」を選んだためだ。既存の液晶ラインをそのまま利用することができる。
テレビだけでなくスマートフォンでも復活の兆しは歴然としている。LGはスマートフォン中心に改編される世界の携帯電話市場に迅速に対応できず、2010年以後苦戦した。しかし今年第1四半期に世界市場でスマートフォン1030万台を売り初めて世界シェア3位に上がった。前年同期の490万台より販売量が2倍以上増えた。無線事業部だけで14四半期ぶりに1000億ウォンを超える営業利益を出した。LG関係者は「オプティマスGシリーズ、グーグルと共同で開発したネクサス4などが好評でプレミアム戦略が奏功した」と説明した。
このような成功経験は家電部門に「Gプロジェクト」という名前で拡大している。Gプロジェクトは最大容量(Great)、スマート機能(Genius)、高品格デザイン(Good Design)の頭文字を取ったもの。実際に今年2月にGプロジェクトで初めての作品となる世界最大容量22キログラムのドラム洗濯機を発売したのに続き、両開き型冷蔵庫、タッチ適用ブラックラベル洗濯機なども相次いで発売された。LG電子のチョ・ソンジンHA事業本部長(社長)は、「LGの技術力を総集結するGプロジェクトを通じ2015年にグローバル家電1位に上がるだろう」と話している。
LG電子はこの日から全国の百貨店、マート、LGベストショップなど1400余りの販売店で55インチ曲面型OLEDテレビの予約販売を始めた。販売価格は1台当たり1500万ウォン。受付順に6月から配送を始める。OLEDは電流が流れると自ら光を出す蛍光性有機化合物で、液晶に代わる「夢のディスプレー」と呼ばれる。応答速度が100万分の1秒で液晶より1000倍以上速く、画面に残像が残らない。バックライトが必要なく電力効率が良い上、厚さ1ミリ以下の超薄型で製作でき、曲げたりたたんだりできるディスプレーも実現できる。LGが今回出した曲面テレビはアイマックスシアターのように画面中央がへこむように曲がっている。このため従来の薄型テレビと違い、視聴者の目から画面中心部と側面までの距離が同一で、画面の端が曇るように見える現象がほとんどない。
LGがOLEDテレビで先に量産に成功した原因には2種類が挙げられる。ひとつは昨年9月に具本茂(ク・ボンム)会長が系列会社社長団を集め、「強いLG」を強調したことだ。当時具会長は、「1位でなければ生き残ることはできない」とし、量産が遅れているOLEDテレビなど複数の製品に対し強く叱責した。LG関係者は、「具会長が強調した危機感が末端の社員にまで伝わり組織体質が変わったため」と話した。もうひとつはLGが「RGB方式」と異なり、大型パネル量産に有利な「WRGB方式」を選んだためだ。既存の液晶ラインをそのまま利用することができる。
テレビだけでなくスマートフォンでも復活の兆しは歴然としている。LGはスマートフォン中心に改編される世界の携帯電話市場に迅速に対応できず、2010年以後苦戦した。しかし今年第1四半期に世界市場でスマートフォン1030万台を売り初めて世界シェア3位に上がった。前年同期の490万台より販売量が2倍以上増えた。無線事業部だけで14四半期ぶりに1000億ウォンを超える営業利益を出した。LG関係者は「オプティマスGシリーズ、グーグルと共同で開発したネクサス4などが好評でプレミアム戦略が奏功した」と説明した。
このような成功経験は家電部門に「Gプロジェクト」という名前で拡大している。Gプロジェクトは最大容量(Great)、スマート機能(Genius)、高品格デザイン(Good Design)の頭文字を取ったもの。実際に今年2月にGプロジェクトで初めての作品となる世界最大容量22キログラムのドラム洗濯機を発売したのに続き、両開き型冷蔵庫、タッチ適用ブラックラベル洗濯機なども相次いで発売された。LG電子のチョ・ソンジンHA事業本部長(社長)は、「LGの技術力を総集結するGプロジェクトを通じ2015年にグローバル家電1位に上がるだろう」と話している。
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